見出し画像

祝★定時までに帰れるラジオでnoteが読まれました(経理DXでのラストワンマイルとは?)_#28


はじめに


お読みいただき、ありがとうございます。JTC経理DX課長です。最近お気に入りPodcastについてのエントリを以下で書いていました。

#24 JTC社内での勉強会について|JTC経理DX課長 (note.com)

そちらで紹介していたPodcastの一つ、定時までに帰れるラジオについてつらつらとnoteに書いていたら、お便りではなかったのですが、読まれてしまいました。

定時までに帰れるラジオ #テイジラジオ :Apple Podcast内の#26 プログラミング学習の9割は挫折? 職場のDX「ラストワンマイル」に挑む意味とは【ゲスト:高橋宣成さん】

パーソナリティの野上さん、お読みいただきましてありがとうございましたm(_ _)m 

他のPodcastでも、「noteに書かれてました~」とパーソナリティの方が紹介していたのを聴いたことがあります。noteはSEOが強いからなのか、見つかりやすいのかもしれません。

ラジオのお便りだと、読まれてすぐに消えていく感じがあるのですが、Podcastだと、何度でも聴くことができ、より残る気がします。

他にも、お気に入りPodcastのフリーアジェンダでも読まれたことがありますが、JTC経理DX課長というラジオネームがパワーワードすぎ、ラジオネームいじりがメインでした(それはそれで面白かったので◎でした)。

フリーアジェンダで私、JTC経理DX課長のお便りが読まれた回はこちらです。

FREE AGENDA by hikaru & yamotty:Apple Podcast内の#278 ラジオネームとは罠なのか

ラストワンマイル


経理DXでのラストワンマイル

話を戻すと、今回私がnoteに書いたことが読まれた、定時までに帰れるラジオ#26では、「ラストワンマイル」という言葉が出てきました。かゆいところに手が届くようにする、という文脈で出てきました。これは私も最近よく使っている言葉です。

経理DXとして進めようとする、経理業務の効率化や標準化といった取組は、業務プロセスの見直しだけでなく、新しいシステム導入がからむことが多いのです。

しかしながら、JTCは古い会社なので、あらゆるところにレガシーシステムやレガシーシステムの子守をしているおじさん・おばさんがところどころにおり、既存のパッケージソフトでは帯に短し襷に長し、となることがままあります。

ちょっと長い、あるいは短い部分を調整し、既存業務に合わせようとすると膨大な追加費用をベンダーに支払うことになったり、インターフェース構築に苦戦したりする羽目になる場合も。

そうした追加費用や手間に嫌気して、そこまでして改善に取り組むのは嫌だな~、という抵抗をされてしまうことが多いこと多いこと・・・。これは何とかせねばと日々思っています。

地道にベネフィットを示していくことも大事ですが、発想の転換も必要。

そこで出てくるのが、ラストワンマイルを埋める取組です。経理DXにおけるラストワンマイルとは、ちょっとしたPC処理の効率化だと考えています。これが結構バカにならないところです。

多くの企業でMicrosoft製品を使っておられると思いますが、近年その数や深化がすさまじいと感じています。生成AI技術を活用したMicrosoft Copilotを使われている会社もすでにたくさんあろうかと思いますが、セキュリティ面が厳しいJTCですと、まだまだかと思います。

あえてのEXCEL・Power Query

システム導入ですと、脱EXCELを標榜するものも多いです。ただ、すべての業務プロセスで脱EXCELをしようとすると、膨大な費用と工数がかかることになります。

きちんとポリシーや業務範囲を決めるうえで、EXCELを積極的に使うのはアリなのではないかと。そして、EXCELをただ使うのではなく、Power Queryを使うのが良いと考えています。

Power QueryはEXCEL2016から標準搭載された機能で、いわゆるETLツール(Extract:抽出、Transform:変換、Loading:読込)です。EXCELの自動化といえばマクロ、というイメージがあり、まだまだ知名度は低い機能ですが、マクロよりも簡単に自動化することができます。

Power Query (Excel で変換 & 取得) を使用すると、外部データをインポートまたは接続し、そのデータを整形できます (たとえば、列の削除、データ型の変更、テーブルのマージなど)。 次に、Excel にクエリを読み込んで、グラフとレポートを作成できます。 データを定期的に更新して、最新の状態にすることができます。

Excel の Power Query について - Microsoft サポート


経理システム開発×パワークエリ

経理業務の効率化や標準化を進める経理DXにおいて、何かしらのシステム導入や業務プロセス見直しにあたっては、あえてのEXCEL(Power Query)活用と組み合わせることで、より強力かつ効果的なソリューションにレベルアップできるのではないか?と考えています。

現状は残念なことに、いや幸いなことに?、経理業務はEXCELにまみれています。各部門が作ったEXCELデータを集めてきて、マージする作業が多々あります。

現状、そうした作業は”EXCELマイスター”のような人たちがVBAでコードを書いて効率化している、と聞いたことがあります。しかし、EXCELマイスター達もいつまでもメンテナンスの任を全うできることはなく、異動や退職により、めでたく野良EXCELファイルが爆誕、ということになっていることもよく聞く話。。。

Power Queryはメンテナンス性が高く、業務引き継ぎがしやすいので、そのような引き継ぎリスクにも強いです。

Power Queryは、こちらの本がステップバイステップで説明がされており、練習用ファイルをダウンロードして手を動かしながら読み進めると理解しやすいです。

Youtubeでもいろんな人がPower Queryを紹介していますが、漫然と動画を見ても、まず使えるようにはなりません(動画はその辺がうまくできていて、わかった気にさせるのが上手いですが)。当たり前の話ですが、手を動かす必要があります。

もちろん、Power Queryだけでなく、Power BI、Power Automate Desktopなどを使った効率化手法もあると思います。

ツールありきにはしない

いずれにせよ、大事なことはなぜそのツールを使うのか、ということです。

Power Queryを使うことが目的化してしまうと、ただのEXCEL改善屋さんになってしまいます。そうではなく、業務プロセス見直しやシステム導入とうまく組み合わせ、トータルソリューションを作ることが重要と考えています。

たとえば、経費精算システム導入と組み合わせて、経費精算の承認済伝票の事後チェックデータ整備にPower Queryを使う。部門費予算管理システムの導入と組み合わせて、各部門から収集する予算申請書のマージをPower Queryで実施する。などなど。

既存の業務改善にもいろいろ使えそうなので、もっと勉強してアイディアをひねり出したいと思います。

さいごに

今回は、お気に入りPodcastの定時までに帰れるラジオで、私のnoteエントリが紹介された回のキーワード「ラストワンマイル」をテーマに、経理DXをいかにして進めるべきかについて、最近考えていることを書いてみました。

お読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?