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宮古島の水事情


宮古島って白い砂浜に青い海、
その青さを “宮古ブルー” なんて言ったりする。

10人に聞いたら10人が海が綺麗なイメージがあると思う。実際かなり綺麗だ。


ところで宮古島がどうやってできたか知ってるだろうか。

日本列島はプレートが押し合って隆起してできた硬い岩盤の層に岩や砂、土なんかが積み重なってできている。


宮古島は3つの層からなる。

下に「島尻層」、中間に「琉球石灰岩層」、上に「大野越粘土層」の3層。


島尻層は、砂や泥が厚く堆積した層で、主に水を透しにくい泥岩からなり、宮古島の基盤になる。

琉球石灰岩層は、まだ浅い海だった頃、発達したサンゴや生物の殻、骨格が堆積した層。

大野越粘土層は、島尻泥岩や琉球石灰岩が風化してできた粘土質の土の層。

だから島の畑には石灰岩がゴロゴロしていて、農作業中けっこう邪魔になる。


宮古島の水は最下層の泥岩でせき止められ、石灰岩層に溜まったものを組み上げて使っている。

その昔は、各所に宮古島方言で “ガー” と呼ばれる井戸があった。

日常的に水を汲み上げる仕事もあり、階段を何段も登り降りするためなかなかの重労働だったそうだ。

現在も形は残っており、見学ができる場所もあるがもう使われてはいない。


地下水は今も使われているが、石灰岩の層が厚いためか石灰が多い。

水を沸騰させると鍋が真っ白になるし、その水を飲んでいる影響か宮古島では尿管結石が多いとか。

現地ではウォーターサーバーの店も多く、飲料水を買って飲む人が多い。

毎朝コーヒーを入れて飲んでいたけど、毎回鍋の縁が真っ白になるのでそろそろ心配になる。


そういえば、石灰岩の層が厚いから海水にも栄養が少なく、プランクトンも少ないため海が綺麗だという話もある。

だからか宮古島の海水ってベタベタしないんだよね。

ただ海に栄養がないから、沖にでも行かないと魚はなかなか釣れないらしい。島民曰く。


つまり何が言いたいかっていうと、
本当かどうか分からないけど尿管結石は怖いからウォーターサーバー契約しようかなって話。


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