道路交通法の事件を行う際のとっかかりに～執務資料道路交通法解説（東京法令出版）

自動車は，我々の生活になくてはなりません。そして，自動車にまつわる事故やトラブルは必然的に発生します。

道路交通法に関する事件は刑事事件で扱うことになるでしょうし，民事事件や行政事件でも関わってくることがあるでしょう。

そんなときに私がオススメしたいのは「執務資料道路交通法解説」（東京法令出版）です。

編著をしている「道路交通執務研究会」がどのような団体かが判然としないため，この本の見解を鵜呑みにしてよいかについては疑問を持っています。

しかしながら，道路交通法について条文ごとに解説をしているだけではなく，判例や裁判例にかなり言及しているので，調べ物のとっかかりに非常によいように考えます。

私も，道路交通法に関する事件が出てきた際には，この本に目を通し，出てくる判例・裁判例に目を通し，そしてその解説も見る，というように使っています。

値段も比較的手頃ですので，民事事件ではそこまで出番がないかもしれませんが，あると便利ではないかと思い紹介しました。