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弁護士津金貴康の本棚~刑事編~

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#刑事事件

弁護士津金貴康の本棚~刑事編~

先日弁護士同士の勉強会でおススメの本を推薦しあったことがあったのですが,そのときふと「ブックレビューを残すのって誰かの役に立つかも?」と思いました。

そこで,週に1回くらいのペースで,ブックレビューを投稿していきたいと思います(自分の積読解消へのプレッシャーの意図もあります)。

このページは目次の役割を持たせていて,リンクを押すと本の簡単な感想のページに飛びます。
ちなみに,課金しなくても全文

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証拠を集める足がかりに~実践!弁護側立証(成文堂)

どんな証拠があるのか?

この証拠,どうやって集めたらいいのか?

そんなときに重宝するのが,「実践!弁護側立証」(成文堂)です。

様々な方法について,書式も載せて解説しているので,とても役立つように思います。

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黙秘の大切さがよくわかる~季刊刑事弁護79号(現代人文社)

近年,取調べに対して黙秘をすることの重要性について,修習の際に習うと聞きます。

もっとも,身の回りの弁護士や修習生と話をしていても「黙秘は必要なんですか?」と聞かれることも決して少なくはありません。

私は黙秘はとても大切だと考えていますが,こう考えるにあたり一番参考にした本は,季刊刑事弁護79号(現代人文社)です。

季刊刑事弁護は,多くの弁護士が聞いたことがあるであろう,刑事弁護に特化した季

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道路交通法の事件を行う際のとっかかりに~執務資料道路交通法解説(東京法令出版)

自動車は,我々の生活になくてはなりません。そして,自動車にまつわる事故やトラブルは必然的に発生します。

道路交通法に関する事件は刑事事件で扱うことになるでしょうし,民事事件や行政事件でも関わってくることがあるでしょう。

そんなときに私がオススメしたいのは「執務資料道路交通法解説」(東京法令出版)です。

編著をしている「道路交通執務研究会」がどのような団体かが判然としないため,この本の見解を鵜

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私の仕事観に大きな影響を与えた本~反省させると犯罪者になります(新潮社)

「悪いことをしたら反省を求められる」これは,刑事裁判に限らず,日常生活でもそうかもしれません。

私も弁護士1年目や2年目のときには,刑事事件で出会った依頼者に,反省を求めていたように思います。

そんなときに,どのような経緯かは忘れてしまいましたが,「反省させると犯罪者になります」(岡本茂樹 新潮社)」に出会いました。

すごくキャッチーなタイトルでしたが,著者の岡本茂樹さんの実体験に裏打ちされ

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反対尋問の参考に~実践!刑事証人尋問技術part2(現代人文社)

反対尋問の実演型研修を受けた際に「主尋問の塗り壁だ」と言われることがよくありました。

どうしたらいいのか分からないままずっと過ごしていたのですが,そんなときに出会ったのが「実践!刑事証人尋問技術part2 事例から学ぶ尋問のダイヤモンドルール」(現代人文社)でした。

反対尋問の尋問事項についてどういう着眼点で考えればいいか書いてあり,参考になります。

その他,専門家証人の尋問のポイントなども

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令状関係で必携の書となるか~令状実務詳解(立花書房)

刑事事件で,身柄を拘束されている依頼者の事件を扱うことはしばしばあると思います。

身柄関係で裁判所がどのように考えているかを知る上で役に立つかなと考えている一冊が,令状実務詳解(立花書房)です。

「役に立つかなと考えている」と微妙な表現になっているのは,実は私はまだこの本を使いこなせていなくて,この本を使って身柄を争ったのが2021年4月22日時点で3件程度なのです。

現時点で「役に立つかな

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「なぜそれが有利な情状か?」の手がかりに~量刑実務大系(判例タイムズ社)

近年,刑事裁判については,弁論を考えてから弁護方針を立てるようになっていると思います。

刑事裁判で弁論を考えるとき,「なぜこれが有利な情状なのだろう?」と考えることはありませんか。

例えば,本人以外による弁償,社会的制裁,飲酒酩酊時の犯行,などなど・・・

その手がかりとして,私は「量刑実務大系」(判例タイムズ社)を推したいです。

本書は大阪地裁刑事部の部総括クラスの裁判官が勉強会での発表を

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刑事弁護初めての人や普段しない人にオススメしたい~刑事弁護ビギナーズver.2.1(現代人文社)

刑事弁護ビギナーズ(現代人文社)は,色々なところで聞くと思いますが,やはり刑事弁護初めての人や普段しない人にオススメです。

手続の流れが概観でき,どの場面でどういうことに気を付けるべきかが載っているのは,非常に心強いです。

また,書式もとてもありがたいですね。

弁護士4年目くらいからはほとんど目を通さなくなりましたが,1年目・2年目は重宝しました。

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絶対おススメ!!~刑事法廷弁護技術(日本評論社)

刑事法廷弁護技術(日本評論社)は,言わずと知れた高野隆先生と,河津博史先生が書かれた本です。

刑事裁判の法廷でどのように考え,どのように行動すべきかが詰まっています。

例が多々載っていて,イメージしやすいのもとてもいいですね。

先日裁判員裁判があったのですが,私はこの本を持っていき,寝る前に読み返していました。

読み返すたびに新たな発見があり,「これを完璧にできたらかなり実力が伸びるのだろ

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