見出し画像

好きな映画5本の思い出

①カイロの紫の薔薇
この監督の映画はかなり好きでたくさん観ましたが、カイロの紫の薔薇は1番好きかもしれません。この監督の作品の中で好きな映画はたくさんありますが、この映画を観て、映画でしかできない表現とはこういうものかと、なんか納得した映画でした。

②マトリックス
大学生のとき、住んでいたところの西武デパートの最上階にあった映画館で観ました。ちょうど大学の授業で、唯識という、仏教の考え方を学ぶ授業をとっていて、その考え方と、この映画の世界観がとても似ていて、そのことに興奮したことを覚えています。アクションがかっこよすぎてすごく高揚して、映画が終わったあと、最上階から階段をすごい速さで一階まで駆け下りた記憶があります。

③ダンサー・イン・ザ・ダーク
これも大学生の時に映画館で観ました。My Favorit Thingsという、「そうだ、京都行こう」でおなじみのジャズで有名な曲が使われていることも話題でした。ミュージカル映画で、主人公が歌い出すシーンはいつも映像の色合いが鮮やかになるのですが、悲劇的な最後のシーンだけ、鮮やかにならない、というのが印象的でした。4人くらいで一台の車に乗って行きましたが、あまりの映画の悲惨さに、帰りの車内でだれも言葉を発しなかったという思い出があります。

④マジック・アワー
三谷幸喜監督のこちらの映画。映画館で観て、また最近Amazon Primeでも観ましたが、楽しかったです。俳優の佐藤浩市が大活躍する映画です。彼の演技が楽しいなあと思いました。あと、普段は表に出ない、映画製作現場の裏方の人々にスポットライトが当たっていて、そこが嬉しいなあと思いました。

⑤ハッピーアワー 
濱口竜介監督作品。全編で5時間くらいある、とても長い映画ですが夢中で観ました。観終わって、自分の中にもあるもやもやした部分が慰められたような気持ちになりました。映画はストーリーがあってそれを追いかけながら観ることが多いですが、そういう作業をせずに、映画そのものを体験したような、そんな印象が残りました。全部映画館で観ればよかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?