コロナ禍とコグニロボと僕

お疲れ様です。高山です。

コグニロボの皆さんに今伝えたいことがあるのですが、内容が少々長くなるので、前々からやってみたいことの一つであったnoteの初投稿というかたちで実施します。記念すべき第1回ですが、社内向けということもあり期間限定公開となるので忘れず見てくださいね。コグニロボ高山として皆さんにお伝えしたいことをずらーっと書いてます。

リモートワークについて

リモートに移行して1週間が経とうとしてますので、少し振り返ってみたいと思います。

結論、リモートは悪くないと感じてます。
というか、場合によっては結構ワークするなぁと。
この「場合によっては」というのが大切なんですが
・ミッションが明確
・各人のタスクにまでやる事がブレイクダウンできる

ということが結構重要なんだと実感しました。逆に言えば、やる事が不明確だったりする状態の仕事はなかなかしんどいということですね。
とはいえ、チームメンバーとの意思疎通を高めたり、顧客と当社での役割分担を行って進めるような関係性を創る(お客様とベンダーとの関係の脱却)ことができれば、リモートワークは結構うまく行くと思います。

僕自身も今週の経験から、コミュニケーションの密度をあげるようにアップデートしています。

みなさんも上席やチーム全体との意思疎通の強化を行って、「リモートのが全然いいじゃん」という成果を残していってください。


会社の状態について

こんな状況であるが会社は大丈夫か?と心配な点もあるかと思います。
結論、心配しなくて大丈夫です。コグニロボは当面の間しっかり存続し、今まで通り事業を続けていきます。

ここで会社経営について少し話します。
会社は黒字だろうが赤字だろうがキャッシュ(資金)がある限り倒産はしません。メルカリのように赤字でもアクセルをガンガン踏んでCMバリバリ流して事業を行えるのも、潤沢なキャッシュを持っているからですね。このキャッシュは、IPOまでに総額126億円を投資家から調達してますし、IPO時には一般投資家などから約4000億円を調達しています。4000億円ですよ。まいとし400億円使っても10年は潰れないです。これらの資金を思いきり突っ込み、レバレッジを効かせて成長するという気持ち良いストーリーですが、何度も言うように企業としては大赤字を出してます。

コグニロボも、外部からの資金を受け入れて自己資金だけでは成し得ない成長カーブを描くべく事業運営をしており、当社がIPOを目指している点もここにありますが今のところ事業は赤字です。この赤字は大きく飛躍するために必要な、「健全な赤字」ですが赤字は赤字です。
それでも、コグニには調達予定などを含めると年内のキャッシュの心配はありません。数値的には、安全圏と言われている運転資金の6ヶ月分というラインを大きく超えるレベルです。

今は世の中的に攻めに出れない部分があるので、ある程度余裕のあるキャッシュの状況を利用してプロダクトを磨いたり、社内体制の強化や営業をスケールさせるための準備に充て、しかるべき「その時」に備えたいと感じてます。
また、ご時世的にベンチャーの育成を後押ししてくれる様々な助成金プログラムがあり、こういったものも積極的に利用させてもらいながら資金を確保し、エンジニアやビジネスサイドの人員を増員していく方向です。    当社もしっかりアクセルを踏んで頑張っていきます!          だから、今いる社員や業務委託パートナーの各位には成長のキードライバーとして存在してほしいと思っています。
まあ、言いたいことは会社自体はしっかり存続しますから安心して仕事に打ち込んでもらいたいということです!
心配は無用です。

事業戦略

しかしながら、キャッシュは有限であり、インカムを増やさないといつかは底をつきますので売上を増やさないといけません。
売上増加の最も有効な手段は。「COGNIROM Cloud」の拡販であるとの結論に至ってます。
理由は以下です。

①企業のデータ活用需要

企業の多くは、現在内部留保や融資などで得た資金で当面耐えしのぎ、しかるべき攻勢の時期を待っています。当社と全く同じです。では、どうやって攻勢をかけるのか?気合を根性と労働集約でやるのか?
答えはNOであり、より効率的な方法で急速に軌道に戻す必要があります。その時にデータ活用は必須であるという状況は今後一層強まります。

②AI活用機運の上昇

先日、当社のメルマガの反響率の高さを説明しましたが、世の中のAIの関心は高く、AFTERコロナにおいて、限られたリソースで最大の成果を出すためには上記のデータ活用が必要であり、その効果的な手段としてのAI活用機運は一層高まるはずです。


③SaaS型という特性

残念ながらAFTERコロナの日本は、ほぼ確実に不況に突入します。不況下は大企業といえど予算の総額は軒並み下がるので、低コスト施策が相対的に強みが出ます。これは過去の歴史(2000年前半のITバブル崩壊や2008年のリーマンショック)が証明しています。                  企業の1月-3月期の決算が5月半ばまでに出そろいますが、この決算のタイミングに乗じて、会社としてコロナ以外の「膿」を出し切る企業が結構いると思います。(平時では、業績悪化ともられるのでなかなかできなかったが、コロナで収益が悪くなるので、どうせ悪いならとことんマイナスを出し切ろうということです)。この時期は企業の稟議決裁のハードルも上がる為、とりあえず3ヶ月や6か月使ってみて見極めるというSaaS型は他のAI施策と比較すると勝ちやすい状況になります。


④生存者利益

当社同様にAIソリューションを提供しているライバル企業も今は大変な時期ですが、直近で資金調達をしていない限り、運転資金の6ヶ月分をキャッシュで確保できている企業はそう多くありません。
そういった企業のかなりの割合が
 A:人員削減などで固定費を圧縮する
 B:残念ながら倒産(廃業・破産)する
という選択肢を取らざるを得ないです。そうしたときに、Bの企業が多ければ当社は「生存者利益」として競争優位を築けます。生き残るということにはとても大変ですが大きな価値があるのです。
Aの企業が再起を図るためには「圧縮後の人員でコツコツ利益を貯める」「新規で融資を受ける」などが必要ですし再度アクセルを踏むためには人員の採用活動からスタートせざるを得ないです。そうすると、元の状態に戻るまでには相当な時間を要します。

という感じで、AFTERコロナにおいてはマーケット(Customer) 、ライバル(Competiter)の状況は当社にプラスになるはずです。
マーケテイング的な3C分析で言えば、あとは自社(Company)がどうあるかが重要です。

COGNIROBO Cloudにおいては、「簡単に」「スピーディーに」「低コストで」AIモデリング出来る環境を提供することがメインミッションであり
『その分野をどこまで磨けているか』が競争力に直結します。
ですので、全員の力を結集して今あるプロダクトをピカピカに磨きましょう。僕が好きな企業である日本電産やメルカリ、サイバーエージェントなどの偉大な企業も小さく子汚看板を『磨いた人たち』が存在します。苦しかった時期もあります。

コグニロボにおいても、今いる皆さんが磨いた看板が大きく育ち、やがて「あの金看板を磨いた人」としてマーケットにその価値を認めてもらうようなことになればこれ以上に素晴らしいことはありません。

風は我々に吹いています。だから今はとことんプロダクトを磨きましょう。


コロナウィルスについて

最後にコロナについて僕の意見と皆さんへのお願いです。あくまで僕が得ている情報を基にした私見である点ご理解ください。

まず、この数日で感染者数は飛躍的に高まると思います。4/7の国内PCR検査数がそれまでと比べて20倍以上に増えており、この傾向は今後強くなると思います。検査数が増えれば陽性数が増えるのは自明の理ですね。

また、PCR検査はウイルスのRNAを検出するものらしいですが、残念ながらコロナだけを特異的に抽出して検出するものではないらしいです。(感染症研究所でもPCRは偽陽性が多い事を発信しているようです)
これが本当だと、陽性になったからといってコロナとは限らないということで、それ以外のウィルスでも陽性が出るということです。怖いですねー。 また、PCR検査キットには
インフルエンザウイルス
アデノウイルス
マイコプラズマ
クラミジア
その他でも陽性になることが記載されているとか。

検査に関する事の真偽はさておき、                  検査数そのものが増えているので感染者数は大幅に増える        ⇒そうすると国や都のとしては厳しい対応をする            ⇒悲観的なムードが国民に漂うし、企業もリスタートが遅れる      ⇒コグニとしてもなかなか攻勢をかけることが出来なくなる       というシナリオを想定しておかなければならないです。

一般的に、ウィルスの働きは夏場に下がるようなので、それまでの長期化を想定して僕も考えています。

ですから皆さんにお願いです。                    今は色々な情報が耳に入り不安になることもあると思いますが、会社はしばらく大丈夫ですので、しかるべき時に一気に勝負が出来るよう、今は力を蓄えることに力を貸してください。                   そして、ウィルスは感染源に接触しなければ感染することはありません。引き続き自身の行動はもちろん、同居者にも強くその事を伝え、身を守る行動を徹底してください。

長々とありがとうございました。ではまた来週!!

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