時間を置くことで見えてくる
これまで曲がりなりにも30年生きてきて思うのは、
『時間を置くことって大切』
ということです。
「時間が解決してくれる」とよく言いますが、これって100%とはいかないまでも、70%くらいは正しいんじゃないかと僕は考えています。
その瞬間では主観的な怒りとか悲しみとか様々な感情に支配され、ついつい視野が狭くなりがちですが、時間が経つにつれ段々と客観的に見たり考えたり出来るようになってきて、感情も良い具合にほぐれてくると、狭かった視野が少しずつ広がってきます。
理性が本能に声をかけるまで待つ
どれだけ冷静に対処することが必要とは分かっていても、やはり人間である以上、感情が先行する時はあるものですよね。
これは訓練してある程度はどうにかなるかもしれないけれど、動物の本能の部分だからコントロールしきれないのは仕方ないことだと思います。
だからこそ、その時その場で感情に任せて判断するのではなく、時間を置いて理性が本能に
「まぁまぁ、落ち着けよ」
と声をかけてくれるのを待ってほしいのです。
その瞬間の感情で判断すると、後々が怖い
これは僕の経験談ですが、感情で物事を判断するとその瞬間はスッキリするのですが、後々になって
「あぁー、失敗した…」
と後悔の念に苛まれることが少なからずありました。
皆さんもそういう経験が1度くらいはなかったでしょうか。
その瞬間で理性的かつ冷静な判断をすることは、難しい場合が多いです(出来る人もいるけれど、少数派でしょう)。
でも、時間という力を借りると人間は案外落ち着いて物事や事象を見ることが出来ます。
SNS全盛の今だからこそ
今はSNSが普及して、誰もがその瞬間で自分の気持ちや意見を自由に発信することが出来るようになりました。
でもその代償に、冷静に考えることなく裸の感情そのままで発信している人がとても多いように感じています。
もちろん剥き出しの感情を表現することも大切ですが、中にはあまりに過激で危険で、それをキッカケに自分の人生がめちゃくちゃになってしまう可能性もあるのがこの時代の怖いところです。
なのでそのような事態に発展して取り返しのつかない後悔に苛まれる前に、その瞬間の感情だけに頼らず、とりあえず時間を置いてみるのがいいのではないでしょうか。
ちなみに『具体的にどれくらい時間を置けばいいのか』については人それぞれなので特定は出来ませんが、僕は半日(つまり12時間)くらい置くとかなり冷静に自分を見つめられるようになります。
短いのか長いのかは分かりませんが、僕はこれくらい置くのがベストだと感じています。
時間は僕達の味方だ
理性と本能がガチンコでぶつかり合ったら、瞬間的に勝つのはやっぱり本能です。
でも、時間を味方につけて闘えば、理性が勝つことも十分可能というのが僕の結論です。
時間を置いてみることで見えてくるものがある。これを忘れず、日々を生きていきたいです。
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