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CADEX MAX40インプレッション

7月末に届いたので、早速乗ってみました。納品してすぐにJプロツアー2戦し、最高の環境で使い回せました。

特徴
まず感じたのは、非常に漕ぎやすいこと。クセが無くてストレスなく進んでくれた。
剛性はかなり高く、例えるならCADEX50 ULTRAよりも「硬さ」だけ比べたら硬いと思います。ただ、足への反発は40の方が無いです。なんとも不思議な感じです。
ラチェット数も48Tと、CADEX史上最高なので硬さに寄与しています。
とにかく乗っていて楽しいです。CADEX36に似ていて、さらに硬く、ラチェット数を多くした感覚でした。レーシングホイールでは珍しい感覚で、とても上品な走りです。
スペックはこちらhttps://www.cadex-cycling.com/jp/cadex-max-40-disc-tubeless

登坂
とてつもなく速いです。今までにない感覚で、とにかく軽いです。また、上記のように、かかりが良いのでとても良く進む。足がつっかかるようなことも無いので、とてもスムーズにペダリング出来ます。硬いので、それには慣れてもらう必要はありますが、逆にそれさえ慣れてしまえば違和感は無いです。
これはどの地形にも言えますが、硬さに慣れればどんなペダリングでもストレスなく進ませられます。

平地
いちばん気になっていたところでした。
結論から言うととても速いです。40mmってこんなに速かったっけと感じる。
前述の通り、かかりが非常に良いので、スルスルと進んでくれます。ナローリムでたまに感じる、剛性やかかりの弱さが一切感じられず、ディープリム顔負けの感じでかかってくれる。
また、前輪のスポーク数も少なく、また外幅も太いので空力も優れているはずだ。

下り
足を止めるようなキツイ下りを下ると、明らかに速い。CADEX50 ULTRAとほぼ変わらなかった。ただ緩斜面のような足を回さなければならない場面では、さすがに50の方が速かった。
足を止めてエアロフォームで下るならディープリム顔負けどころかもしかしたら速い。
ハンドリングはクセが無くていい感じです。
外幅が広すぎないので、コーナー中に弾かれるような感じも無く、扱いやすい。
また内幅も22.4mmと広いので、タイヤの接地面が増え、安定感があります。

乗り心地や振動吸収含め、安定感があります


本当に気に入っており、最近はずっと40を使ってます。乗っていて気持ちいいですし、とても楽しいです。ちょっと上りがあるコースなら全部これ使いたいくらいです。
単に軽いというだけで無く、ずっと乗っていたいと思える極上のホイールです。
もちろんその人のペダリングや体重によって好みは別れます。ここでCADEX50 ULTRAと少し比較します。

硬さに関しては、40の方が少しだけ硬いと思います。ただ、足がつっかえるような激しい反発はなく、ペダリングのしやすさで言えば、軽量級の僕はとても良いフィーリングでした。
50に関しては、ラチェット数が少々少ないこともあってか少しだけ優しい感じです。それでもしっかり硬く、若干足にひっかかる感じもします。ですが、そのひっかかりを慣れて踏めれば強力な推進力になります。

登坂に関しては明白で、40の方が速いです。4%超えれば40かなという感じです。ただ、登りを短時間で高速で登るのであれば、50を選ぶ選択肢も充分あります。また、平地と上りの割合等で選ぶのが良いでしょう。50も上りはとても速く、ツールの山岳でも高確率で使われています。

平地に関しては、50の方が速いです。
40と比べて伸びが違います。これはまあ当たり前のことではありますが、ハイトも高く、重量も重いので慣性もより働きます。40km/h超えてくるとだんだん違ってきます。そこまでは40も非常に良く伸びてくれます。ど平坦なら42〜45km/hくらいがいちばん気持ち良い印象です。

あとは乗り心地はどちらも良く、強いて言うなら40の方が乗り心地はさらに高い気がします。

CADEX MAX40は、上り特化型超オールラウンドホイールって感じです。上りメインの方はもちろん、上り多めだけど平地も…という方へ是非。また、乗り心地も良いのでロングライドや山岳ライドで少しでも楽に走りたい方にもおすすめ出来ます。

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