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仕事紹介 その7 色合わせ

☆染料について
ふじや染工房では、含金の化学染料を使用しています。基本となる染料は8色です。他にはすごく派手な色用に、派手ブルー(青みと赤み)と、紫系の派手赤を用意しています。
染料は粉末で購入して、染料小屋で水で煮溶かしています。染料小屋は工房と離れていて、扉は2枚あります。大体同じ濃度になっていれば使いやすいので、カレースプーンに山盛り2杯位で作っています。


染料小屋…染料を管理・保管している専門の部屋。この部屋で染料を煮溶かしています。粉末の染料は、空気中に飛散すると良くないので丁寧に扱います。

色は、毎回ゼロから作ります。バケツには水を入れて準備します。見本の色になるように、写真にあるようなオタマで各色をすくい、適量いれます。付け見をしながら色を整えます。

生地の縫込みに入るところにちょっと付けて色の最終確認をします。

小さな面積の付け見の色と染め上がった色では目に入ってくる印象が違います。
色々と計算しながら色を作るというよりかは、雰囲気重視です。日々、アジャストします。
色は何色も入れると濁るので、良い加減にする事が大切です。

色が出来たら、いよいよ染めです。

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