ドラムスタートアップレッスン~短縮版~⑦
こんにちは、加藤ショウゴです。
有料版の『ドラムスタートアップレッスン』の短縮版として、サクッとドラムの基本的な奏法を紹介します。
短縮版は、これで終了です。
残りは、本編の有料版を、ご覧ください。
16分音符の攻略ポイント
1拍を4等分した音符を「16分音符」と言います。
下の譜面ですと、1・2拍目が8分音符、3・4拍目が16分音符です。
リズムパターンやフィルインで、よく使われる音符なので、しっかり覚えたいところです。
ドラム初心者さん・入門者さんは、16分音符となると、速くて叩けないというふうに考えがちですが、そんなことはありません。
16分音符・攻略のポイントは、「ゆっくりしたテンポから叩くこと」です。
オススメのテンポは、♩=80前後です。
そのなかで、スティックのリバウンドと、振り上げを意識して練習すると効果的です。
チェンジアップで、「拍に入る音符の数」を理解する。
『ドラム スタートアップレッスン』の本編では、8分音符からの発展させた練習法を、紹介していますが、単純に、拍に入る音符の数を把握するなら、「チェンジアップ」はオススメです。
カウントを数えながらでも良いですし、3連符なら、「トマト」とか、16分音符なら「ナカムラ」とか、言葉を当てはめて練習するのも手です。
とにかく、「拍に収まるように練習すること」を意識して、取り組んでみましょう。
「ナカムラ」は、ピアノ教室に通う幼稚園児の生徒さんに、実際に使っていました。
フィルインで使う16分音符
16分音符を使っている定番のフィルインを紹介します。
困ったら、とりあえず叩いておけば、無難におさまる、そんなフィルインの一例です。
(1)
(2)
(1)は、次の流れを作りやすいフィルインで、(2)は、次の小節に力強く入る時に有効なフィルインです。
タムや、スネアの位置を変えてあげるだけで、雰囲気が大きく変わるので、試してみて、実践で使ってみてください。
リズムパターンで使う16分音符
リズムパターンで、16分音符を絡めると、軽やかな雰囲気や、スピーディなノリを出すことができます。
8ビートに、「ゴーストノート」といって、16分音符で、薄くスネアを絡めることも、ノリを出すために、よく使う手法です。
ここでは、2つ紹介します。
(1)
(2)
(1)は、基本的な8ビートを、16分音符でハイハットシンバルを刻んだパターンです。
(2)は、リズムパターンや、フィルインでも使われる、シェイクのパターンです。
バックビート以外を、薄く叩けば、ゴーストノートになり、8ビートのなかに、2・3・4拍目のどれかを叩けば、フィルインとしても使えます。
16分音符のような、細かい音符を叩く時に大事なことは、「音量バランスを考えること」です。
全て同じ音量ですと、「訳の分からない、音の羅列」になってしまいます。
速く叩くことばかりに、気を取られることなく、ていねいなアプローチが大事です。
こちらの記事の詳細は、『ドラムスタートアップレッスン』(有料記事)のなかで、公開しています。
奏法のコツを基礎から確認できます。こちらをクリックして、ぜひ、一度ご覧になってください。
ありがとうございました。
加藤ショウゴ
※楽譜制作には、「フィナーレ プリントミュージック」を使用しています。
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