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スポーツを始める瞬間って?

Twitterでnoteのネタを募集でリクエストがあったので書きます。
(大分経ってしまいました...)

この質問に関しては、”外的要因”と”タイミング”の2つの側面から答えたいと思います。

年齢に限らず何かを始めるのに自分の意思はほぼ関係ありません。つまり子供も大人も今のスポーツを始めた理由は90%は自分の意思ではなく外的要因によるものです。

外的要因がないとその競技を始めることなんてないということです。正確に言えばその競技に出会うこともなければ、やれる環境がないとやれません。天候に左右されるスポーツ、ハード面に左右されるスポーツほどそのハードルは大きいです。

では環境があるとして、スポーツはいつ始めるのかというタイミングについてですが、これは競技ごとに変わってくると思います。競技の特性によって始める適正な年齢もバラバラです。

幼児スポーツと成熟スポーツ

スポーツの始めるに当たって前提として2種類のスポーツがあると考えてください。

幼児スポーツは若年層で世界一を取れるスポーツと定義してます。わかりやすく説明すると18歳前後で世界のトップクラスに入れてしまう競技のことです。実際にほぼ全員が6歳までにその競技を始めた人が世界トップクラスにいます。つまり5歳まで、小学校に入る前からやらないと上位にいけないスポーツなのです。幼児スポーツという名前の通り1~5歳でも始めれる競技であるというのが特徴です。体操や水泳、卓球なんかがここに当てはまります。バスケやラグビー、バレーなんかは絶対に無理ですよね。確実にケガするかそもそもできませんよね。

成熟スポーツは幼児ではできず、若年層で世界一を取れないスポーツと定義してます。むしろ成熟してから始めても全く問題のないスポーツです。この競技の特徴は手を使うスポーツであり、道具を使わないor大きなボールだけのスポーツになります。例えば陸上は走るのはできても42.195km走れないですし、ハードルは越えれないですし、ハンマーも砲丸も投げれません。これは成熟スポーツだと言えます。

成熟スポーツにおいては始めたタイミングが早いのが有利では当然ありますが、プロレベルで才能(身体能力)やセンスが大きい人が生き残ってしまう傾向にあります。バスケ、アメフト、ラグビー、バレーなどは当てはまります。15歳で本格的に始めてもプロや代表にゴロゴロいる競技です。

成熟スポーツでも少し特殊なものもあります。日本ではサッカーや野球などは若年層から始めてる人が多くプロにもいますが、サッカーは足という人間の脳からもっとも離れて、扱うのが難しい足を使っているため、小さい頃からやっていたほうが有利なスポーツになります。

野球に関しては、野球に限りませんがゴルフやテニス、バトミントンと言った道具を扱う競技においても同様で、年齢が若い時から始める方が扱いが上手くなる傾向があります。

そして小さいうちから複数の競技をやっといた方がいいとよく言われるけど実際、何をやっとくと良いのか、これまでスポーツや身体の専門家から聞いた話と自分の見解を交えると、旋回運動(回転)をする競技と投擲運動(投げる)をする競技はどのスポーツをやるとしても非常に効果的だそうです。

先に述べたように幼児スポーツや足を使う、道具使う競技は早いうちからやるのが良いのですが旋回運動と投擲運動は非日常的な動きなので身体スキル(体を思った通りに動かす力)が上がると思われます。

スポーツを始めるのは”外的要因”と”タイミング”が重要なので、親御さんが自分の子供にどのスポーツをいつやらせればいいのか悩んでいるのであれば、正解はないですが、年齢に合わせて幼児スポーツと成熟スポーツを意識して、競技で決めるのではなく子供が楽しそうで、指導者や環境が揃っているスポーツをさせてあげるのがベストだと思います。

自分にしか発信できない、スポーツに関わる全ての方にとって役立つ情報をGiveし続けたいと思います。