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転職したら作曲してた話

まずは、この曲を聴いて欲しい。

よく分からない人もいると思う。でも、楽しそう。
個人的には"それでいい"…というか、「それがいい」

今回は、ふりかえりカンファレンスというイベントで私の所属するKDDIアジャイル開発センターはソングスポンサーとしてのご依頼をいただきました。
そこにどう関わったのかについて、書きまーす!


はじめに

KDDIアジャイル開発センター(通称KAG)に2023年9月にジョインした、スクラムマスターしてます"たかたに"です。
バンドマンとしても、活動しており、たかてぃ~んと呼ばれることが多いです。
他のブログサイトが好きなのでnoteを書きはじめるのは食わず嫌いで控えてましたが、今回を気に克服したい…

本編に戻りますが…
前職は製造業のメーカー勤務の中で、ウォーターフォールだったりなんちゃってアジャイルになっていた職場でして、CSMを取ったあとに、気持ちの整理がつき転職することにした。

転職する際、内定を頂いた複数社で悩んでたときに以下のスライドと曲を聴いて、「あーこの会社おもろそうだなー 曲作ってる人いるんだー」という、楽観的な理由で即決

https://speakerdeck.com/piyonakajima/timuninoriwomotarasitashi-niita-er-ren-mu-niyong-ruren-nogong-tong-dian

https://youtu.be/zhdb1Pnkk10?si=mvKdIO0NQTW0-ieU


このとき、「なんか分からんけど楽しそう」
と自分の直感が反応していた。
こういうとき、ちゃんと考えてしまうと大事な機会を逃してしまうので、いつも直感を信じて動きたい と思い行動してる。
なぜ楽しそうなのかを言語化してしまうと、答えが出ちゃって、他の良いところを見れなくなるのかなぁ とか思ってた。

作曲開始

そして入社後、なんとなく参加していた毎週開催される社内OST(※)にてよく分からない予告が投下される。
(※ オープン・スペース・テクノロジー)

このとき、意味が分からなかった…
象死んだ魚嘔吐はたまたま、前職の転職前に引き継ぎとしてやったふりかえり手法で、知ってたけど、これ曲になんの?マジ?w ってなって
ただ、直感が「楽しそう」と感じていた。

そして、OSTで曲へのふりかえりが行われており、作曲者のpiyoさんや皆さんが「ギターの音が弱い」と、コメントしてて、
なんの話ししてんねん とか、色々ありますが、「ギターをやらせてください」と勇気を出した。
たまたま、自分のyoutubeを見てたpiyoさんが自分を信じて、ギターを弾いて欲しいと頼んでもらえた。

そして、ドラムやベース、編曲やデスボイスパートの補足や、タイミングの補正やら………動画も作ったり色々あって出来たのがこの曲


完成した時に、「あー楽しい」だったのが本当に良かった。
入社のきっかけになったスライドと曲を作ってたpiyoさんと曲を作れて嬉しくもあった。

RSGTスポンサーセッション

アジャイル界隈の外部イベントで人生初参加したのがRSGTでして、、、
よくわからないまま、「象死んだ魚嘔吐」の曲を引き連れスポンサーセッションDay2へ。
みんなでスポンサーとして踊る…

その結果、

「よく分からんけど、楽しかった」

これはほんまによく分からんかった。
俺らはソフトウェアエンジニアなのに、何してんの?よく分からんよ… でも、楽しい!

これをフックに会社を知る人はいるから良いのか と感じた。

そういうこともあるからか?、「ソングスポンサーの依頼を受けた!」との連絡を貰った。

「よく分からんけど、楽しそうな依頼を受ける」

部活?爆誕


RSGT後に「song-guild」というslackのチャンネルが生まれ、そして投下された以下の文章。

渡された歌詞と、コード、メロディの書かれた譜面を見て
「よく分からんけど楽しそう」


「俺、焼肉レトロスペクティブやったことない、でも、作ってく課程でその正体が分かるのかも?」というワクワクがあった。

実際、歌詞を細かく聞くと、その元ネタや、そのふりかえりのやり方が散りばめられていて、少しずつ「わかる」になっていく。

ちなみに、曲作ってる時はアジャイルの形で、出来たし関わったメンバーのレスポンスも早いし、心理的安全性も高くて良かった。
納期がある作曲にも優先順位とかの考え方が本当に大事ですからね。

自分は編曲と動画担当だったのですが、編曲が本当に楽しくmix時に色々な楽器をバランスよく配置できたのがこだわりポイントです!

普段ロックバンドしか作らないので、ドラムを抜くことになったときの衝撃とか色々あった…

その細かい話はこちらへ…


ふりかえりカンファレンス当日

東京の青山とか行ったことねーよ!絶対オシャレやん!って思ったら、案の定、超オシャレな会場でニコニコになる。
Venue Sponsorのフィードフォースさんに感謝…
というか、会場スポンサーってなんやねん、ソングスポンサーと似てて、意味わからんやん と思った。

そう思ってたら、スポンサー紹介の時に同じように参加者の皆さんも突っ込んでいて、笑った。

そして、keynoteの話がかなり良かった。
けんけんかんかん!意見、経験、感情、価値観。

そのあとのOSTは、ただただ楽しく疲れて楽しく。
"論理的な人間と感情的な人間の和解策を考えるテーマ"を出したが、なかなか良かった。
8人ほど参加者がいましたが、論理的な人と感情的な人が半分ずつ でかなり楽しかった。

「事実↔感情 でお互いが理解出来てないギャップを建設的にすり合わせていき、腹落ちする」答えだとなんとなーく結論付いた。

論理的な回答が100%正しいと思わない人は沢山いると思う。

そして、色々あり作った曲が流れる時間がきた。
ワクワクした。
piyoさんの元気な前説後に曲が流れる
そして、コメントを追う

以下、1部抜粋

新曲きたぁあぁあああ
すごい完成度wwww
誰が歌ってるか速攻わかる
ミノがなかった
みんなの歌で放映されていても全然受け入れる
付箋焼いてる
転調w
いちばんすき

良き。
でも、このコメントから分かることがある。

「曲を聴くことで"焼肉レトロスペクティブ"を完全に理解していない」と思う。
でも…「よく分からんけど、楽しい/楽しそう」な状態になっている。

自分はこの"楽しいと感じること"が大事だと思ってます。

作曲することはあくまで手段であり、目的は「(そのコンテンツの)入口になる」こと。
だと思って、今回も関わらせて頂きました。

これは僕の主観ですが、仕事の中で「新しいことを試す」のって、結構難しくて、どうしても昔の成功体験から、変化を嫌うことってありませんか?
例えば、ふりかえり手法もKPT一筋で何年もやってませんか?(ブーメランが飛んできそう)
実は、時と場合によって適したものがあるかもしれません。

今日のkeynoteのアンラーニングがその話だと思ってて、
この曲を聴いた時の「よく分からんけど、楽しそう」というその感覚がアンラーニングの入口になれば面白いと思ってます

そして、どうせ作るなら、曲をよくよく紐解くと、そのコンテンツを深掘りできる ってなるようにしたい。

流れ終わったあとは本当に満足感がありました。
主催者、及びteam Yakinikuの皆様ありがとうございました。

この楽しい という感覚は弊社KAGのアジャイル開発憲章のカルチャー部分に該当してます。

とはいえ、無理に音楽をやれとか、楽しめとは思っておらず強制するものでもなくて、
様々な課題解決をしてると「自然に楽しい」状態となってるのが理想だと思ってる。

おわりに

そんな曲を作っただけでは飽き足らず、「焼肉レトロスペクティブ」をやるイベントを5月下旬に企画しました。

https://connpass.com/event/315391/

遊びに来てください!!!!!!!

弊社ではカジュアル面談も随時募集しておりますので、よろしければお声がけください。

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