【EDH】偉大なる統一者、アトラクサ 100枚解説(前編:クリーチャー)

100枚解説が好きです。
細かいシナジーだったり、一見意味わかんないカードもちゃんと意図があったり、そういうのに触れる機会って口頭だと中々無いですよね。
拡がれこの文化!と思うので、その前に自らの責務を果たしてから声高に主張しようかと。
なお前の記事にも書きましたが、ボーダレス・Full Foilしばりです。

デッキリスト

《偉大なる統一者、アトラクサ》
驚異的なリソース獲得能力 with 3回殴れば勝てる筋力 and 四肢切断で落ちないボディ feat. 飛行・警戒・接死・絆魂
弱いことが書いてない!!なんだこいつ大丈夫か。
一人で能力が完結してるのも、このデッキ的に評価が高いポイントです。
その分7マナと統率者の中でも重量級、かつ4色拘束とキャストに苦労しますが、こんなんポンポンでたら終わりですよ。
《極楽鳥》
《喜ぶハーフリング》
《死儀礼のシャーマン》
《貴族の教主》
《深き闇のエルフ》
《エルフの神秘家》
《ラノワールのエルフ》

1マナのマナクリは入れれるだけ入れます。7マナ出さなければいけないんですよ?
しかもコンセプトから、各色の《タリスマン》・《印鑑》は入れられないので、ありがたみは並みのデッキ以上です。
一応デッキ的に有用順に並べました。もし《アヴァシンの巡礼者》が入れられるようになったら教主の次の序列です。
ラノエルより神秘家のほうが上なのは、初音ミクに切り替えられる可能性があるからです。

フィンドホーンのエルフで出してくれればよかったのに。。。

《アロサウルス飼い》
このデッキ、苦労して唱えたアトラクサ1発目が打ち消されるとほぼ積みです。薩摩示現流かな?
チェストして打ち消されなくなるのが1マナとか美味しすぎるので、ほぼ抜くことは想定していません。後述の《エルフの先触れ》で持ってこれるのも偉いですね。最後の最後でマナクリを5/5にするヒエラティックテキストも書いてありますが、ヒエラティック過ぎて大体卓全員が忘れてます。
《堂々たる撤廃者》
チェストして打ち消されないのが(2回目)
除去をよく吸ってくれるので避雷針としても有用です。
ただ手なりで出すとヘイトが高まるので、4ターン目くらいにやることない状態でそっと出すくらいがいいと思います。
《溌溂の牧羊犬、フィリア》
アトラクサをブリンクするお犬様。《一瞬の瞬き》《儚い存在》といった定番どころがとれない本デッキで、2マナでブリンクできるのは染みますね。
ただ本体が2/2とマナ相応なので、使い捨てることも視野に入れる必要があります。

アトラクサのブリンクに成功したとき私もこんな顔してます

《花を手入れするもの》
デッキ最強マナクリかと思いきや、序盤はほぼ緑のカードしか場にないので《ラノワールのエルフ》の下位互換であることもしばしば。
とはいえアトラクサがいれば4マナですし、やはり《エルフの先触れ》で持ってこられるので、抜く気にはならないカードです。
《悪意の大梟》
序盤はマナを伸ばすことに注力せざるを得ないので、貴重な壁役です。
接死があるだけでこんな殴られないんですね。
ブルームバロウのおかげでデッキに入れられるようになりました。
《桜族の長老》
7マナ出さないといけないんですよ?(2回目)
ただこのデッキ的に基本土地しか持ってこられないのはかなりツラいです。《耕作》《木霊の手の内》を抜けるようになったら、これも抜けると思います。《森の占術》《三顧の礼》が出たときですかね。
《塔の長官、ボロミア》
マナが支払われていない呪文のオートカウンターと、自身をサクってコントロールするクリーチャーに破壊不能を持たせます。
マナ拘束もゆるく、3マナ3/3警戒とスタッツも悪くありません。それなりにクリーチャーが入ってる白デッキなら、もう少し見かけてもいいスペックだと思うんですけどね。

結構強いのに。

《有翼の叡智、ナドゥ》
《有翼の叡智、ナドゥ》は、デザインに失敗しました。”
このデッキでは基本的に《稲妻のブーツ》がない限り、ウィザーズにそう言わしめたスペックを発揮しませんが、発揮したらほぼ終わりです。
《呪文探求者》
大体以下を持ってくるのが仕事です。
・勝ってるとき:《伝国の玉璽》
・アトラクサキャスト前:《否定の契約》
・負けてるとき:《サイクロンの裂け目》
ただ教示者などを介してデッキの全カードにアクセスが可能なことに加え、EtB能力のためこのデッキとの相性がいいカードです。
《サイクロンの裂け目》はほとんど超過でしか打たないせいで、こいつで持ってこれることを失念します。
《エルフの先触れ》
大体以下を持ってくるのが仕事です(2回目)
通常時:《エルフの指導霊》
相手が青い:《アロサウルス飼い》
次のターンやることがない:《花を手入れするもの》
自身もマナクリで、好きな色が出るのでかなり便利な枠です。
《エルフの指導霊》
見た目通りのマナ加速目的ですが、たまーーーに《頑固な否認》を躱したりできます。
《ウッド・エルフ》
大体トライオームのどれかを持ってくる仕事です。
《永遠の証人》
デッキでも屈指のEtB能力です。アトラクサ出ると大体手札があふれるので、なんでも拾えるこのカードが強い場面が多いです。
このデッキ組むまでエルフだと思ってました…
《アウグスティン四世大判事》
アトラクサが2マナ軽く、相手はなんでも1マナ重く。どう考えても相手に課すものが重いんですが、世間のいう平等って実際こんなもんですよね。
すこぶるヘイトを買うので、手番までに除去されることも多く、マナクリとしてカウントすると痛い目に合います。

何気にボーダレスが2種あります。Fallout版がかわいい。

《灯の分身》
アトラクサをコピーして気持ちよくなるために入れてますが、大体《シェオルドレッド》か《聖別されたスフィンクス》になるケースが多いです。
《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》だけはマイナスが連続して打てるように変身できるので、タイヴァーが場にいて、かつ墓地を参照するカードがあるめちゃくちゃニッチなタイミングだけ気を付けましょう。
《深海住まいのタッサ》
全自動ブリンクエンチャントで、たまに破壊不能の肉が付きます。
アトラクサとしてはエンチャント枠としても拾えることに長所です。
卓全員が忘れてることがままありますが、タッパーとしても使えます。
アトラクサであとワンパンの時に思い出したいですね。
《まき散らす菌糸生物》
ランパン枠。土地なら何でもいい点で《真面目な身代わり》よりは強いですが、替えの効かない枠ではないと思ってます。
キッカーのランデスがたまたま《アカデミーの廃墟》や《ニクスの神殿、ニクソス》に当たる時がありますが、そもそもランパン枠をキッカーする余裕がある時は、大体勝ってるのであんまり意味がないですね。
《ファイレクシアの変形者》
相手の脅威に化けたり、《太陽の指輪》になったりと八面六臂の活躍を見せます。
クリーチャーかつアーティファクトのため、アトラクサの能力選択の際や、緑か白の教示者のどちらからでもサーチができる等便利な場面が多いです。

こいつもボーダレスが2種。新川洋司さんの絵が使えるとか神かよ。

《孤独》
説明いります?
モダホラすごい!すごいんだ!!
《機械の母、エリシュ・ノーン》

《パンハモニコン》+相手だけ《倦怠の宝珠》+4/7のボディ+警戒=5マナって計算合わなくないですね?
地味にアトラクサ用に《魂の洞窟》でファイレクシアンを指定すると、こいつも恩恵を受けるので美味しいです。
ただ出したら蛇蝎のごとく嫌われますし、それがアトラクサキャスト前とかだと確実に処されます、こいつか私が。
《ジン=ギタクシアス》
最初に記事を書いたときは、アトラクサを作った法務官の中で一人だけ入ってないというオチ担当でしたが、法務官全部入ってるがフレーバー的に美味しいということでねじ込みました。
初代か2代目の方が強いので、そちらが手に入れば交換されます。

イラストはサイクル中一番かっこいいんですが。。。

《シェオルドレッド》
EtBで布告除去のファイレクシアンというだけで強いですが、裏がめちゃくちゃ強いです。ただ切削するカードが下の《ヴォリンクレックス》の裏面と《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》だけなので裏返らない状況が結構あります
《ヴォリンクレックス》
EtBで森を二枚手札に加えるファイレクシアンというだけで強、、くはないんですよね使ってみると。
シナジー的に弱くはないんですが、これ出すならアトラクサを唱えるわ!となる場面が多い気がします。
出るときはオーバーキル気味なので、他のカードのほうがいいと思いますが、全法務官を入れたいという美的観点から席が確保されそうです。
《聖別されたスフィンクス》
ほぼアトラクサです。自分の手番まで生きてれば最低6ドローだし、飛んでるし、パワーも4とほんとに大体アトラクサの気持ちで出してます。
惜しむらくはファイレクシアンじゃないんですよね。ファイレクシアは崩壊前にちゃんと改造しといて欲しかったです。

クリーチャー31枚で思った以上長くなったので、ここでひと段落にします。
スペルと土地はまとめて行きます。

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