市民農園の選びカタ

埼玉県で農園を借りて約1年が経ちました。SNSで楽しそうにやっている様子を見た知人からは,なんで畑を始めたの?,そんなに収穫できるの?,面倒じゃないの?等々,尋ねられることが多くなりました。

振り返って書き出したら,やってみたいけど踏み出せなかった人の背中を押すことができたりしないかな?と考えて書き出すことにしました。

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私が借りた畑は自宅から車をつかって休憩なしで行けるぎりぎりのところにあります。そんな遠い場所で借りました。その理由は3つです。

1.道具がすべて借りられる

 最初に畑を始めるには,少なくとも備中鍬(びっちゅうぐわ・上の写真で背負ってる農具),平鍬(ひらぐわ),三日月鎌(みかづきかま),剣先スコップ,大型ジョウロが必要です。長く続くか分からないのに買うのは躊躇しますが,すべて借りられるので初期費用が抑えられました。買ったのは園芸用の小さなシャベルとハサミだけでした。

2.その農園で友人がすでに畑をやっていて何かと相談にのってもらえる

 畑とプランターでの家庭菜園には何かと違いがありますし,畑そのものも地質や気候によって同じ作物でも育て方が違うので,同じ場所で友人がすでに畑をやっていると,何かと参考にさせていただけます。

3.状態のいい区画に空きがでた

 同じ農園の中でも日当たりや水はけ等によって人気のある区画と今ひとつな区画があります。友人の畑を手伝わせていただく中で,そろそろ自分で借りたいなぁ~と考え始めた頃,直前までベテラン利用者が使っていた状態のいい区画に空きがでたので,思い切って借りることにしました。

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自宅から近い農園との比較

いいことばかり書きましたが,自宅から近い農園との比較もたくさん行いました。自宅から近い畑の長所は,1回の農作業に時間をかけられ,必要な資材・道具の運搬も楽で,こまめに様子を見られることです。

一方の短所は,畑が狭い・使用料が高い・道具が借りられない(他にも育てられる作物が決められている,複数年は借りられないなど)ですが,私にとって決め手になったのは、水場とトイレ付きの休憩所の有無です。

農作業のひとつに水やりがあります。用水路か水道がなければ,自宅から水を持ってこなければいけません。また,多くの場合は畑の周囲に誰でも使えるトイレはないので,我慢できなくなる前に自宅に戻らないといけなくなります。夏の休憩時や急な雷雨時には日陰での休憩も必要です。自宅から近い農園にはこれらがすべて無かったのです。

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月に2回程度更新するつもりです。何かのお役に立てればうれしい限り。自分自身も人生後半戦。残りの会社勤めより,退職後の期間の方が長い年代に差し掛かっているので,セカンドライフとかセミリタイヤ,2拠点生活や移住を考えるきっかけにもしたいと思っています。

#基本は畑 #基本は食事 #家庭菜園 #Farm #Getfitwithagriculture


 

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