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骨盤矯正がASD児にとっての一つの支持療法になる?

最近姿勢が悪くなってきており、筋トレも再開せねばならないな・・・と危惧しているねじれパパです。

皆さん、姿勢保持はきちんとできていますか?姿勢は呼吸や自律神経を整えるうえでも非常に重要であると言われています。

もちろん体幹を鍛えることで姿勢保持に寄与すると言われていますが、神経発達症児(ADHDやASDなど)では体幹が弱いため姿勢保持に苦慮するというケースを良く聞きます。

姿勢保持がうまくいかなければ、より一層、注意力散漫や呼吸の乱れによりイライラや不安や疲労がより一層、溜まりやすいとも言われています。

海外でも色々と検討されてる内容で、「オステオパシー医学」がひょっとしたら神経発達症の人にも有用ではないかということ。

お?何?オステオパシー?なんぞそれ?と思われる方も多いかもしれませんので、ちょっと解説をいたしますと・・・。

いわゆる徒手療法、マッサージや整体などを指すものになっています。実際にこのオステオパシー医学は「骨盤矯正」なども含むものにもなりますね。

実際の医療現場では、リウマチなどの変形性手関節症や脊椎損傷症などの治療にも応用されています。また、臓器マッサージの一環として、様々なケアにも使われているようですね。各器官や臓器、また骨格系に対しては機能を高めるためのアプローチの一つとも言えるでしょう。

メカニズムとしては、各器官や臓器に対する神経系を緩やかにマッサージしてあげることで臓器機能を高めていってあげるというもの。なので、神経系が関わると言われる神経発達症にも関わりがあるのではないか?という点から色々なアプローチが検証されつつあります。

こと、発達障がいにおいては、一部で頭蓋仙骨療法として、頭蓋の歪みを矯正することで症状緩和にも繋がるかもしれないという報告も出ています。ただしまだまだエビデンスを集積する必要があると言われているのも事実です。

まだまだデータを集積する必要があるという前フリは致しましたが、興味深いケースレポートが有りましたので共有です。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38654805/

人体の神秘といえば・・・「インド」。

そのインドからの報告です。
この報告では、ASD児に対して12週に渡るオステオパシー・マニュピレーション・セッション(骨盤矯正などがメイン)によって、一部の言語障害や注意欠如が緩和する可能性があるとのこと。

メカニズムとしては、骨盤矯正による体幹の調整により、深い呼吸ができたり集中力を保てるようになるということで改善するかもしれないという考察になっています。

確かに他のデータでも姿勢保持による深部呼吸が可能になるという報告もあることから、導入として骨盤矯正をすることも一つの手なのかもしれません。

何よりも副作用がなく、一般の人も骨盤矯正をして体幹保持のサポートに努めていますし、産後の骨盤安定はその後の生活を楽にするということも言われています。手の届く範囲で親が子に施してあげられる手でもありそうです。

もちろんすべてのケースに有効ではないかもしれませんが、生活上、骨盤を安定させることは重要ですし、それが姿勢保持に繋がり楽になるのならばやってみる価値はありそうです。それと同時に体幹トレーニングを加えて筋力による骨盤保持もできるようになれば副次的な効果も産み出しそうです。

神経発達症の子が悩む「姿勢保持」。それも視野に入れて支援を広げていきたいものですね(加えてエビデンスも集積していって欲しい)。


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