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Power DirectorのAI画像生成がズコーだった話

AdobeのFireflyがAI画像生成ができるようになったというニュースは本当にセンセーショナルだった。正直、Adobeを使ったことがあまりない私にとってはマジでいっそのこと、Adobe creative cloudを購入しようか考えたものだった。

今もまだAdobe Creative Cloud コンプリートのアカデミックプランならば年間4万円で購入できるので、かなり後ろ髪を引かれていた。

しかし、それに追随するかのようにしてPower Directerを扱うCyberLink社も画像生成AI導入を発表!

私はPower Directorユーザーでして、この発表には心が躍ったものでした。
AdobeのPremiere Proよりも動画編集機能として長けているという所もあり、Power Directorを使っており、この仕様に慣れてしまったので、いまさらAdobe Creative Cloud コンプリートでPreimere Proに変えてもなぁ・・・という感じだったからです。(前述のFireflyもこの中に含まれています)

ただ、今回のPower Directorの生成AIを使ってみての正直な感想は・・・。
ズコーッでした。

何が駄目なのかというと
❌Power Directorは商用利用不可(Fireflyは商用利用可能)
❌Power Directorでの生成は1日5回まで(Fireflyは原則何回でも可)
❌プロンプトの認識がすごく微妙
❌プロンプトを重ねて設定して深掘りできない
❌そもそも生成される画像が違和感半端ない

生成回数が1日5回までと限度があるのは、どうもCloud AIを利用しているので、回数制限導入で通信環境の維持を目的として設定していると思われます。ただし商用利用が不可であるというところは辛い。

さらに生成される画像の質があまりにも酷すぎる。

まず仕様としては下記の通り、生成AI画面が開かれる。

例えば、「柴犬に追いかけられている40代の白衣を着たおじさん」と入力をすると得られた画像がこちら・・・。

な・・・なんなんだ、この地球外生命体は・・・。
これを柴犬と呼んで良いのか?

さらに、柴犬(未知の生命体)に追いかけられているはずなのに並走してどうする?修正プロンプトを入れようとしても、これでもう1回実行したことになるので、次に下手を打つと2回分ロスすることになってしまう。

しかし、ここで諦めてはならないので、「かっこいいリアルな柴犬に後ろから追いかけられている」という内容を追加して得られた画像が・・・。

もうやめてくれ・・・。私の知っている柴犬ではないのだ・・・。

そう思って、そっとAI画像生成画面を閉じた・・・。

ベータ版なので、これからなのだろうが、ベータとも呼べないような仕様になっておりちょっとがっかり・・・。今後の改善を期待したいものである。

さらに生成した画像は商用利用ができないというのなら、大人しくFirefly単体だけ契約しようかなと思ったり、ラジバンダリ・・・。

あぁ、なんだかすごく虚無な気分。

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