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大阪の惨劇-RIZIN41-

例によってPPVは買わず、レポートを読んだだけでの感想。

■皇治vs芦澤竜誠


元K1ファイターがRIZINでキック対決。スプリットで芦澤勝利の様やったけど、次戦からMMAデビューとの事で。キックボクサーがMMAに流れ込んでるね。目指すはアデサニヤやアレックス•ペレイラなんだろうけど、何処まで行けるか。

■ウガール•ケラモフvs堀江圭功


フェザー。戦前は1番勝負論のある試合という事で注目を浴びてたけど、蓋を開けるとケラモフ完勝だったみたい。打撃がそんなに上手い印象はないけど、パウンドはなかなか凄まじかった。クレベルと観てみたい。

■ストラッサー起一vs中村K太郎


ウェルター。元UFC対決。中村は38歳、3年ぶりの試合でストラッサーは41歳。ベテラン同士の対決でありながら未だ日本ウェルター級トップ戦線で頑張らなきゃいけないのは、層の薄さが原因なのか。結果はK太郎のTKO勝ちだが、未来に期待の持てるフレッシュな戦いが観たい。

■神龍誠vs北方大地


フライ。こちらは今後期待しか持てない神龍が北方を圧倒。若干22歳にして16勝1敗。今回の勝利で10連勝を飾る。以前は判定勝ちでしか勝てなかったが、近年はフィニッシュで勝てる様になり魅力も出てきた。CFFCのタイトルを獲った時は勝ち方も含めてUFCに明確なアピールが出来たと思ったけど、残念ながら契約ならず。ヒールを演じたがるが、まだ若いし可愛げがある。しかしながら神龍が勝ってきた選手と堀口とでは何段階もレベルが違うのは明らか。神龍がどこまで通用するかは観てみたい。

■カイル•アグォンvs荻原京平


フェザー。堅実なファイトスタイルのアグォンと派手なファイトスタイルの萩原。RIZINではある程度名の知れてる2人だけど戦績はどちらも汚い。萩原がグラウンドの展開を許さず打撃でダメージを与えての判定勝ちの様で、やっと戦績を7勝7敗のイーブンに戻す事が出来た。アグォンは強くもなければ弱くもない、指標とするには丁度いい選手なのかもしれない。

■金太郎vs石司晃一


バンタム。DEEP王者の石司はRIZIN初参戦。打撃の展開ではミドルを軸に攻めてた様だけど、慎重な戦い方だった様子。結果石司の判定勝ちらしいけど、面白みのない試合。金太郎はこれで4連敗。堀口や井上というトップ所とは挑戦者という立場からなのかアグレッシブな場面を見せるけど、こういう勝たなきゃいけない試合で慎重になりすぎ負けるのは、その程度のレベルでしかないと感じざるを得ない。

■宇佐美パトリックvsキム•ギョンピョ


ライト。韓国勢がRIZINに乗り込んでは頭角を現しつつある。というか、今回の試合に関してはレベルが違ったカードだった。宇佐美を過大評価しすぎ。勿論打撃が強いのは間違いないが、相手がそれを封じ込めてきたらこうなる事は目に見えていた。キムはROAD TO UFCに参戦し1回戦こそ勝ったが準決勝で判定負け。このレベルの選手がRIZINで何処まで行けるかは楽しみ。

■中村優作vsメイマン•マメドフ


フライ。お互いのクロスからマメドフの左アッパーで中村をダウンし、追撃のパウンドでKO勝ち。中村はもう厳しいかもしれない。

終わってみれば、大阪大会なのに大阪の選手がほぼ負けているという悲しい結末になった。
RIZIN42、LANDMARK5が好カードの為に目立たないRIZIN41だったけど、確実に次に繋がる大会だったのは間違いない。

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