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消防団の憂鬱

今日は防災の日だという事で。

私は消防団に入り5年目となります。


火事があれば初期消化に努め

認知症高齢者など行方不明者が出れば捜索をし

定期的な巡回、各場所での水利点検

機関員講習や土嚢作り等の知識向上

技術向上と仲間意識を高める操法訓練


色々頑張らせてもらってます。


…。


しかしながら皆さん、消防団のイメージってどんなものですか?

「酒飲み集団」「旅行に行っては風俗ギャンブル」「税金を無駄使いするな」

こんな印象ありません?

また「消防団勧誘を断るの怠い」「勧誘に来るな」と思ってる家庭、多いと思います。

消防団に入りたくない理由としては
•せっかくの休みに活動するのが面倒臭い
•大人にもなってこんな事したくない
•キツイ事させられそう
•酒を強要される
•日が回るまで酒を飲み、長時間拘束されそう
•軍隊の様に厳しいと聞いた
•実態が見えない
•ただなんとなく

私も入る前はそうでした。
酒は飲めないので入りたくなかった。

この理由が1番入りたくない理由。


なんで入ったかといったら、仕事柄地域に根付いてるので入らないとなんか気まずかったから。

実際に入るとですね、皆いい人達ばかりでした。

確かに出ごとはちょくちょくあります。

けど、酒は強要されない。そんなにキツイ訳でもない。面倒臭さは確かにある。

入った時点で皆さんがwelcome状態で対応してくれるので親しみやすいです。仲間意識が持てます。

これが感想です。

消防団員の定員は地区によって決まっており、同じ人がずーっと続けるのも大変なので勧誘をします。これはその地域に住む者が地域防災の為に住民を代表してなるもので、面倒臭い、ではなく皆しっかり考えなきゃいけない事。

勧誘に行くと親が「いやー、うちの子は忙しいから…」とか「あんまりさせたくない」とか意見が出ます。
皆忙しいよ?仕事して家族持ってるよ?
させたくないじゃなくて皆地域の為にやってるんだよ?

と思うのと同時に

消防団のネガティブなイメージを払拭する必要もあるよな。とも考えます。


私の詰所は酒の強要はありませんが、もしかしたら他所はあってるかも。絶対ないとは言い切れません。

操法大会にしても、毎日の様に訓練するのは意味が分からない。
得られる事は確かにありますが、これは撤廃すべきだと思います。

皆忙しい中消防団活動をしてるんだから、無駄な事は省いて、今の時代に馴染む消防団を作りませんか行政さん。

私は消防団に入って後悔はしてません。
忙しいながら楽しくやれてます。
仲間も増えました。この年で新たな仲間はそう増えませんからね。貴重です。
ただ、入りたくない人の気持ちは分かります。
私もそうだった様に。
そういった方が如何に消防団に入って頂くか、閉鎖的で古き考えを持たぬ風通しの良い消防団の形が必要ですね。

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