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クリアな思考で成果を出すための方法

こんにちは!都内の某採用・組織コンサルティング会社勤務の奈良です。

今回はタイトルにもある通り、「クリアな思考で成果を出すための方法」という内容となります!

「得ること」に執着するほど思考が鈍る

大昔の人間は動物を狩り、食べて生きることに集中をしていました。まさに今を生きることに必死な状態です。そこから時代が進む中で豊かな資本主義の社会となり、次第に「生きること」という次元から、「満たされること」を求めるようになり、そして社会の発展と共にその基準がどんどん高くなってきたのです。たとえば地位・名誉・世間体・所有・資産などなど…。

資本主義社会では満たされないことへの不安を減らすために、人は”誰か”に打ち勝とうと必死になります。この時の”誰か”は隣人かもしれませんし、時代が生み出した虚像のようなロールモデルかもしれません。彼らと比較をすると、「勝ちたい」「もっと満たされたい」という意識が強くなり、その意識が高まるほど、自分の内にある「欲」や「エゴ」が表出してきます。つまり、何かを「得よう」という感覚が高まっていくのです。

「得ること」への執着が強くなると、逆に「失うこと」への恐怖や不安が募っていくようになります。勝てば勝つほど、満たせば満たすほどに、その心の奥底にある恐怖や不安がどんどん大きくなっていくのです。

恐怖や不安は、「力み」や「緊張」を生みます。「力み」が生まれると「しなやかさ」が失われていきます。筋肉と同じですね。「力み」は身体だけでなく、心や思考にも発生します。すなわち、脳内が恐怖や不安からくる「焦り」「焦燥感」に囚われ、無意識のうちに思考の中にノイズが混じるようになるのです。

思考の中にノイズが混じり、思考が鈍るほどに感覚が鈍ります。感覚が鈍ると、足元をすくわれるような過ちを犯すリスクが高まります。つまり、「得ること」に執着するほどに、逆に「失うこと」が起こりやすくなるというジレンマに陥るのです。

クリアな思考をするためには?

ではどうすればクリアな思考をすることができるのでしょうか?

まずはシンプルに先ほどの思考が鈍るプロセスの逆を辿ることが大事だと思います。つまり、”誰か”に打ち勝とうとせず、自分の中の納得感、自分だけの満足感という尺度に生きること。「自分だけの尺度の世界」に生きることで力まずに生きることができるようになり、しなやかな在り方で、クリアな思考を保つことができるようになるのです。

変数や変化の多いこの時代。外的な環境に振り回されて生きられるほど、人生は長くはありません。大事なことは、「外」に心の拠り所を求めるのではなく、「内」に心の拠り所を求めること。

すなわち、自分の心や感覚に素直になることが大事なのではないでしょうか。変化や変数に惑わされず、自分の心の感ずるままに、素直に心のアンテナに耳を傾けることでノイズのない純度の高い思考ができるのです。(まさに動物のようにある種の本能で生きるようなイメージですかね。)

ノイズを生まないためには、「外」に囚われないこと。そして「力み」を亡くした自然体であること。これがクリアな思考の最大のカギなのではないでしょうか。

クリアな思考ができると何が良いのか?

ではクリアな思考のメリットとはなんでしょうか?

まず1つ目は「リスクが減る」ということです。「力み」が生じないことで、足元をすくわれるようなリスクが減ります。これは個人の人間関係然り、経営の意思決定然りです。ノイズのない、しなやかで軽やかな状態で思考を研ぎ澄ませることがリスクを減らすうえではとても大事だと思います。

2つ目は、「心の平穏が訪れる」ということです。「外」に拠り所を求めなくなるため、ある意味で俗世から抜け出たお坊さん的な世界線を自分の中に持てるようになるのです。不安や恐怖から抜け出した心のありようを見出すことができるでしょう。

そして最後3つ目は、「成果を出せる」ということです。歴史上の帝国や政権の滅亡などからも「求めると失う」という因果応報の法則がよくわかります。逆に、「求めず、自分の心に耳を傾ける」ことでクリアな思考ができ、結果的に足元をすくわれるようなリスクを最小化でき、良質な意思決定ができるのだと思います。結果的に、「成果」の創出につながります。

すなわち、仕事においても、プライベートにおいても、「得ること」を手放し、「自らの心に耳を傾ける」ことでクリアな思考を手にすることができ、結果的に理想的な現実や成果を創出することができるのだと思います。

サバンナの肉食動物も、おなか一杯の時は目の前に捕食できる対象が歩いていたとしても見向きもしません。そして、ひとたびお腹が減るとものすごい集中力と嗅覚で獲物を捕食します。まさにそんな動物的な在り方を体現していくことが、思考と行動を通して現実を創造していく我々人間にとっても大事なのかもしれませんね。

クロージング

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!まだまだあまり言語化しきっていない中でとりあえず書き綴ったnoteになってしまいましたが、最近の自分が徐々にこの部分が感覚的につかめてきているのと、とある企業様の話を聞いている中で「得ること」への執着が強くなった反動でクリアな思考と良質な意思決定ができていないと感じたケースもあったので、この辺りがをまとめる価値があると思った次第です。

目には見えない非言語の部分ではありますが、一周回ってこういう世界観もしっかり理解をし、自分の中に落とし込めることで、現実世界での成果も最大化していくと思っています。現実世界もバリバリ働きながら、精神世界も深く広く探求をしていく。そんなバランスを取っていくことが何よりも大事なのではないでしょうか。

少しでも本noteが何かの気づきや発見になっていれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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