本当の意味での贅沢の正体

小さい頃、僕はテレビゲームをやって卒倒する位に感動を覚えた。

様々な大人が「こんなものをやってたら馬鹿になる」と批判したそれは、間違いなくハチャメチャに面白いコンテンツだった。


いま思えば、大人がアレを批判した気持ちはわからなくもない。多分なんだけど…大人が思う社会での成功に、ゲームは一ミリも貢献はしないだろう。


そういう意味では、こんなワケがわからない遊びをするぐらいなら、それこそトルストイやら夏目漱石が読めるようになる努力につながる体験をしたほうが、全然いいだろうと、心の底から思うだろう。


同じような経験は、僕にだってもちろんある。例えばTik Tokなんて、よくできたショート動画をみれば面白いか面白くないかで言えば、確かに面白いけど、あれよりも大人の目からみればよくできたコンテンツというのはそれなりにはある。


そういう意味では…確かに僕はTik Tokを子供には意図的には勧めない。勧めないが…じゃあ子供がアレを楽しそうにみてたら批判するかと聞かれると、今の僕はしない。


「一体何で?Tik Tokなんて、あんた一番キライそうなコンテンツじゃん」


そう思う人も多いだろう。これに対する僕の答えは非常に明確だ。それは…

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