医者、カウンセリングに行く。その4
続き。
カウンセリングは現実世界を振り返るキッカケ
カウンセリングのポイントは、困った時に受診しようというキッカケ自体にあると思う。
多くの人は、色々な問題はありつつも現実世界を何とか生きられている。
良くも悪くもだ。世の中も、人も、みな全て歪んでいる。
そうやって歪んだ者同士が集まって、うまく事が運んでいる時は、誰もが自分や社会の歪みなど気にしない。
しかし…たまに環境の変化などがあると、社会や自分の歪みが問題となって表面に露出する事がある。
それでも多くの場合において、言い争いやら喧嘩などを通じて、これらの歪みは矯正され、落ち着く事が多い。そうやって落ち着いて、なんとか社会がうまく回っている時は、多くの人は文句や不平不満はいいつつも、仕方がないと諦めて社会を回すものである。
だが、たまに社会がそれでは回らなくなるような自体が起きる事がある。僕のクビはその社会がうまく回らなかった一つの代表的事例だが、他にも離婚だとか、あるいはうつ病などのような、自分自身が社会から放り投げだされる瞬間のようなものがあるだろう。
個人的には、そういった自分が社会の宙に放り投げられるような体験をしたときこそが、カウンセリングを受診する最もよい機会のように思う。
そこで自分自身の歪みの正体に向き合う覚悟を持ち、それと向き合う覚悟をもってカウンセリングに挑めば、その後の人生がより生きやすくなるのではないだろうか?
では僕の話に戻ろう。
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