認知行動療法は本当に効果があるのでしょうか~高須賀の人生相談~

さっそくですが相談文からはじめましょう

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以前、高須賀さんに苦手なサークル仲間(Aさん)と多重人格のBさんのことで相談に乗っていただきました。Aさんは、自分の言動で傷つけた他のサークル仲間たちにこう言っていたことがありました。


「何でいちいち傷つくの?私が怒ってるみたいで怖いとか言ってるけど、そもそも怒られるのがなんで怖いの?何されようが言われようが死ぬわけじゃなし、気にしなきゃいいだけ」

Aさんのこの言葉を聞いたとき、「ああ、確かに。人間てどうして他人の言動を気にするんだろ?」と思いました。実際、Aさんのいう「気にしないでいられる人」がいます。Bさんです。トラウマや発達障害、社会に通用しないことに絶望した彼は、人格を使い分けることで、不安・苦しみ・死を恐れず傷つかない強靭な精神を持ちました。


AさんBさん、そして高須加さんのご回答を通して私は、「自分が脆いから他人の言動に勝手に傷ついている。つまり自分の物事の受け止め方のせいで、感情に振り回されているのかも」とおもいました。


「他人がどんな言動をしようが、気にしない」ことができるよう、脆さを克服する方法するには、物事の受け止め方、つまり認知をトレーニングする認知行動療法がいいのかなと考えました。関連する書籍を参考に、去年から内観日記をつけるなどして実践していますが、効果はあるでしょうか。

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~回答~

以前この質問者さまから、Aさんとの人間関係に悩んでいるという人生相談を頂きました。


それに対して、僕は「問題の本質的な解決法は2つしかない。一つはAさんが変わる事。もう一つはあなたが変わる事しかない」と答えました。


いちおうどういう事なのか説明すると、まず1つ目の解決方法はAさんの言動で質問者様が傷ついているわけですから、Aさんがその手の言動をやめるようになれば問題は解決するわけです。


2つ目の解決方法ですが、Aさんの発現の結果、質問者様が傷つくのが問題だとすれば。質問者が傷つかなければ問題は消失するという事になります。その為の手法として、認知行動療法が一つの解決方法になりうるのではないか、と説明しました。


それを読んだ結果、質問者さまは2つ目の解決方法を選択し、認知行動療法を学ばれているようですが、それが効果があるかというのが今回の質問になります。


さて話をわかりやすくするために、ちょっと別の具体例をあげて説明してみましょう。


例えばある人が喧嘩で強くなりたいと思ったとします。


もし彼が、他の誰かに「強くなりたい」と相談したら、相談された方はなんと答えるでしょうか?


恐らくですが「格闘技でもやればいいんじゃないか?」とでも答えるんじゃないでしょうか。


彼がそのアドバイスに従って、ボクシングを初めたとします。


ここであなたに質問します。果たして彼は強くなれると思いますか?


多くの人は、ここで「強くなるに決まっている」と思うかも知れませんが、実際のところ話はそう簡単ではありません。


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医者。食事本を執筆中。人生相談はいったん停止中です。