あの頃のセンター街 90年代
新型コロナウイルスの存在すら知らなかったのに今では考えもしない世の中になってしまった。行きたいところに行けない、会いたい人に会えない、飲みたいときに飲みに行けない窮屈な世界。
一番つらいのは炎天下でマスク着用ね。これはキツイ。逆泥棒ヒゲ焼けしてしまう。。。
昨日は東京の感染者が2800人を超え今日は3100人越えの大幅記録更新。オリンピックを機にこれからさらに増えるでしょうから、感染予防の意識を持って身を守りましょうね。
写真はちょっと前に渋谷センター街に行ったときに撮ったもの。ちょうど僕が位置するあたりは26年前外国人が偽造テレカを売っていたところです。偽造テレカとは偽造したテレホンカードの事で、使用済みになった穴だらけのテレカに特殊な磁気テープを張り再利用できるようにしたものです。当時は取り締まる法律がなくグレーゾーンなため売買が横行していました。なぜ多かったのかというと一つは国際電話が使える公衆電話が出来たこと。それもテレホンカード式。これは外国人に需要がありました。その後ポケットベルの時代が到来し中高生に出回りました。なぜそんなに偽造テレカが存在していたのかというと、偽造テレカを売る外国人に使用済みのテレカの買取があったからです。ゴミのテレカがお金になるのですから若い子たちはゴミのテレカを大量に集め売ったお金で偽造テレカを買う流れが出来ていました。偽造テレカの値段は売る人によりますが、通常500円のテレカが10枚で1000円くらいのところ値切ると15枚くらいになったかな。
センター街に来るたび偽造テレホンカードあるよ!と堂々と声をかけていた外国人を思い出します。
僕もボケベル世代。高校生の頃学校の休み時間になるとズボンの片方がずり落ちるほど大量の10円玉をポケットに入れ、公衆電話までダッシュし当時付き合っていた彼女にメッセージを送ったものです。10秒10円なので如何に素早く10秒以内に大量の文字を打ち込めるかが勝負で、指の残像が見えるほどみんな速かったですね笑。
え?僕が偽造テレカ使ってたかって?
。。。。記憶にございません。
国武万里さんの「ポケベルが鳴らなくて」が聞きたくなりました。
90年代中頃は世の中に元気があったなぁ。
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