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ヒアルロン酸注射で、鼻先や鼻筋の形を整えることはできますか?

よくいただく鼻に関するお問合せに、「鼻もヒアルロン酸注射で高くすることができますか?」「ヒアルロン酸注射で鼻筋をスッと細くすることはできます?」といった、ヒアルロン酸注射に関するものがあります。
ヒアルロン酸注射といえば、頬やくちびるなどを「ふっくらさせる」イメージを持っている方も多いので、鼻筋のようなシャープで固い部位にも使用できるのか疑問なのだと思います。
実際に、ヒアルロン酸注射で、鼻の形を作ることはできるのでしょうか?
その疑問に高須クリニック名古屋院院長 高須幹弥医師が回答します。

鼻を細く見せたり、鼻筋を通したりであれば、ある程度は可能です

私の答えは、「元の鼻の形にもよりますが、鼻筋をスッと通したり、細く見せたりすることは、ある程度であれば可能」です。

高須クリニックで扱っている「長期持続型ヒアルロン酸シャープラインノーズ」という鼻専用のヒアルロン酸は、従来の一般的なヒアルロン酸に比べ密度が2.5倍と非常に高く、粘度、硬さがあります。
注入後に水分を吸収しにくいタイプのものなので、鼻が太く横に広がる心配がありませんので、通常のヒアルロン酸よりも細かなデザインが可能です。
持続時間は通常より長く、注入する量などにより個人差はありますが、4~6年くらいかけて吸収されていきます。

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ただし、鼻先にヒアルロン酸を注射するのはあまりお勧めできません

このように、ヒアルロン酸注射で鼻先の段差をなくしたり、鼻筋をスッと通したりといった施術はできるのですが、しかしひとつだけ、鼻先に注入することはあまりおすすめしていません。
鼻先は皮膚が厚い部位であるうえに、皮膚のゆとりがほとんどないため、ヒアルロン酸を注入するのが非常に難しいです。
無理して注入すると、鼻先を綺麗に出すことはできず、鼻先の周りに拡がって、ダンゴ鼻になってしまいます。ヒアルロン酸はジェル状の液体であるため、皮膚のゆとりがない部位に注入すると、周りに拡がってしまいます。

そのため、鼻先を出したい患者様には、鼻中隔延長手術や耳介軟骨移植をおすすめしています。

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他院でアクアミドやエンドプラスト等を入れていないことが前提です

鼻先以外であれば多様に鼻をデザインできるヒアルロン酸注射なのですが、しかしこれは、他院で鼻の中に他のものを入れる施術を受けていないことが前提です。
すでに他院で質の悪い柔らかいヒアルロン酸や、アクアミド、アクアジェル、エンドプラストなどが鼻に入っており、鼻筋が横に広がっている場合は、その上からヒアルロン酸を注射すると、すでに入っている注入物とヒアルロン酸が混ざるので、鼻筋を通したり、鼻筋を細く見せることはできないことが多いです。
ヒアルロン酸であれば一度溶かして(ヒアルロニダーゼを使って溶かします)、他の注入物であれば手術で除去してからの注入になります。

完全に除去ができなかった場合は、思った通りの鼻に仕上げることができない場合もございます。

【ご予約・お問い合わせ】⠀
0120-5587-10⠀
https://www.takasu.co.jp/cgi-bin/form/contact.cgi?cv_id=note
※症例写真や施術に関するご質問なども上記までお願い致します。


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