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会社員やることで「社会のルールを知れること」の良さはもっときちんと広められるべきだ
このツイートの続きみたいな内容をもう少し書きたくなった
僕の友達は @ochyai @GOROman @etsuko_ichihara 等やりたいことを仕事にしてる人も多いけど、ほぼ全員が会社員やプロ研究者からの独立組。
— 高須正和@NT深圳コミュニティ/TAKASU@NT Shenzhen (@tks) July 25, 2021
楽してたくさん稼ぐ話、マジ騙された話以外まったく聞かないので、会社大事
未経験フリーランスを席捲する「カジュアルな情報商材」https://t.co/eHkJYRlsH8
法律とその運用の多くは、会社に入らないと教えてくれない
外国に暮らしていると、「一旗揚げよう」として情報発信を始める若い人をよく見る。たいていはマーケター/コンサル/クリエータ/インフルエンサーみたいな肩書を自称して国旗をtwitterのプロフィールにつけはじめる。
が、引用ルールやクレジット表記がめちゃめちゃなので見る人が見れば一発でわかるし、そういう人が何かしらのメディアで記事を書き始めるみたいな話はあまり聞かない。
小説みたいに全部自分で創作するならともかく、どういうところになにを引用するかのルールはけっこう面倒で、社員でもないといちいち教えるのは難しい。僕もたまに社会貢献する気になったときにつぶやくことがあるけど、同僚でもない限り、言われた方も聞きいれないんじゃないかなあ。
(問題なのは自社の事例として他社の製品が載ってることで素材集にお金払ったかどうかじゃないけど)
— 高須正和@NT深圳コミュニティ/TAKASU@NT Shenzhen (@tks) July 17, 2021
1.終身会員になって自分の作品のために使うことと客先の著作物とすることは違う
2.おっしゃるサイト撮図網の使用許諾範囲は「中国(包含香港、澳门、台湾)」となってますがhttps://t.co/aOUx4Kg3zz https://t.co/PjoEdpqFPs
輸入に関するもろもろ、景表法、白タク、その他様々な分野でいろいろな法律はあり、多くは条文と運用が直感的にリンクしていなかったりして、ほとんどは会社に入って先輩(年齢が上とは限らない)から教えてもらう以外の方法では習いづらいものだ。いくつかの法律は形骸化していたり、グレーゾーンもあるが、わかっていてリスクを踏むのと知らないのはぜんぜん違う。また、大きく儲けたときとそうじゃないとき(自分のために持ってるなど)でも扱いは違う。
いきなり起業したっぽいスタートアップが医療みたいな分野(よりルールが多い。僕も詳しくない)に手を出して炎上、みたいな例も結構あるようだ。
こういうのは広告を手掛ける代理店やVCが止めろよ、とはおもうこともあるけど、SNSだと直接出せることもあるし、VCがスタートアップにアレコレ言うのはそれはそれでよくない。社長というのはそれだけ強い立場なんだと思う。いきなりやるのはあんまりおすすめしない。
多くのフリーランスは働いたあと独立する
1社目が広告やさんでエンジニアもどき(1997年頃は未経験でもそういう仕事が会った)
2社目が流通の会社で経営企画(急成長するスタートアップだとたまにそういうことはある)
3社目がSIとアートの会社
4社目がIoT関連の事業開発(現職。このときから早稲田での研究者とか物書きとかも個人の仕事になっている)
が僕の経歴だ。
システム開発やWebデザインなどは独立しやすい職種だとおもう。かつての同僚で今はフリーランスの人達も多い。多くの人の仕事は順調そうだ。でも、彼らは一度社内で仕事の仕方を学んでからフリーランスになっている。そのほうがいいと思う。
バンドを長く続ける最低限の条件は「全員がお金に余裕がある」「全員が時間に余裕がある」「社会人として最低限の報連相が出来る」「メンバーに対するリスペクトをきちんと持つ」だと思っています。テクニックとかはあんまり関係ない。
— Yきち (@yuki_chk) July 24, 2021
それは職種を変えても共通するものだ。
仕事は一発では終わらない。むしろその後が難しい。社会との付き合い方は日々変わる
こういう指摘をしている僕自身、社会とのチューニングができなくなる可能性はいつもある。
鋭いブログを一発ヒットさせたブロガーやフリーランスのライターが、そのうち「何に関しても自分は頭いい」と思い込んだり、もっと過激な方向に過剰に進化して、最終的に恥をかくことは世の中にたくさんある。成功こそ怖いのだ。
けっこういい歳になってもそこから開放されるのは難しい。というか、そういうのがどうでもよくなるとSNSで大言壮語も吐かなくなるはずだ。
たいていは、少しヒットが続くと色々舞い上がって、いつのまにかプロフィールを盛るようになり、どこかでボロが出る。
いっとき何にでもコメントするマルチタレントみたいなのになりかけて、その後やることを絞った(らしい)落合陽一氏は偉い。
さっき名前を上げた市原えつこ氏や落合陽一氏は、彼らが大学生の頃からのつきあいだが、どう考えても僕より様々な面で圧倒的に優秀だ。「断りきれないぐらい仕事が来る」という立場まで行かないと、こういう考え方に至るところまで行けないだろう。
(僕はこういうブログをふと書くぐらいだから、あんまり忙しくないのだ)
世の中にはひどい会社もたくさんあるが、会社の外側が楽園とは限らない
世の中には社員を食いものにするようなひどい会社もたくさんある。しかし、フリーランスワナビーを食い物にする人たちも増えているようだ。(給料払うのはけっこう大変なので)
地獄のようなフリーランス人生より、地獄のような会社員人生の方が給料出てるだけマシだ。ホントに地獄ならさっさと労基に駆け込んで辞めれば失業保険も出るだろう。
逆に好きなことがやりたいなら、そう言う趣味の同僚や上司部下がいる会社の方が、一人よりより良いだろう。僕の4つの職歴のうち2番目が1番大きい会社(入社してすぐ店頭公開、退職時は一部上場だった)ので給料はそこが1番良く、以後はやりたい仕事のために転職したので年収は大きく下がったのだけど、好きなことを続けていたらそのうちいろいろな収入が入ってきて好転した。もちろん運と人間関係に恵まれたからだとおもうけど、人間関係の何割かは会社のおかげでできたものだ。
人によって仕事に望むものは違うので、どうやるとより幸せなキャリアになるのかは、ぜんぜんアドバイスできない問題だが、
1.いまの仕事にそれほど不満がないなら社員でいながらがんばってみる
2.いま仕事がなくて何かでお金を稼ぎたいなら、まず会社員やってみたほうがいいし、興味ある仕事思いつかないなら親や親戚、ゼミの先生のツテとかを頼る
3.何かしら今の仕事以外にやりたいことができたら、どうせ辞めるつもりで給料もらいながらはじめてみるのがいいと思う。副業規定にひっかかるならタダでやってみるべきだ。アホにはタダでも仕事が来ないし、タダでも世間で絶賛されるようなことができるかどうかは、独立するまでのいいベンチマークになる
趣味でひたすら分解していたら、本業でも分解解析の部署から声がかかったりします(実話)
— tomorrow56@ガジェット分解してます (@tomorrow56) July 26, 2021
そこで、自分以上に濃い人と会ったりするから会社って組織も中々奥深い(まあその出会いはたしかにレアケースではありますが)
— tomorrow56@ガジェット分解してます (@tomorrow56) July 26, 2021
ちゃんと書ききれていないかもしれない。なにが言いたいかと言うと、雰囲気的にアンチ会社員と考えるのは、ぜんぜん良いことではないなあということだ。
会社員かどうかを問わずちゃんとしたエンジニアになりたいなら、「ハッカーになろう」はとてもオススメ。心構えは技能のかわりにならない。
もちろん、会社によるし仕事による。でも、「真っ先にAIに置き換えられるようないわゆる刺身タンポポ的な仕事」はむしろクラウドソーシングや未経験フリーランスの方が多いんじゃないかな、、、
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