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香港の音声SIM(中国移動China Mobile香港や中国聯通China Unicom香港)は2023年2月23日までに実名登録必要。まだデュアルナンバーSIM使ってる人は要注意

通常は、「まだちゃんと整理されてない情報を限られた人に速報で出していく」noteですが、今回の内容は公益性あるので、無料公開してます。

香港SIMとは:深圳経由の中国入国者がよく使う香港SIM。今はデータ専用のものがほとんど

香港は一国二制度の影響下にあるので、Facebook等へのアクセスにVPNが不要だ。中国のGFWの外側にある。
なので、香港空港に着陸して中国に入国する人は、空港でChina Mobile HongkongやChina Unicom HongkongのSIMで、中国大陸でも使えるものを買ってから入国する人が多かった。タイのSIM2Flyなどが日本のamazonで帰るようになってからはやや割高だが、国際クレジットカード(VISA, Master等)で追加課金できるし、空港でそのまま買えるのはありがたいものだ。

今はデータ専用のものがほとんどだが、SMSは受信できる。どうせ中国語の電話がかかってきても受けられないが、SMS認証ができるのは大事だ。

昔は大陸/香港2番号のSIMがあった。2016年から中国では電話番号には実名登録が必要

数年前まで、大陸と香港両方の電話番号が一つのSIMに入っているデュアルナンバーSIMがあった。僕は2015年末に買ったものをそのままずっと課金しながら使っていて、中国国内でも多くの連絡先はこちらにしている。


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2016年には中国で電話番号の実名登録制度が始まった。このSIMには中国の電話番号があるから、それは実名登録する必要がある。China Mobile Hongkongのサイトで実名登録を済ませ、今でも便利に使っている。データカードとしては割高なので使っていないが、中国と香港の両方に銀行他のアカウントがあるので、一枚のSIMに連絡が全部届くのはありがたい。

中国大陸のSIMも何枚も持っていて、そちらのほうがデータ通信が早いので、普段使っているSIMはそちらの5Gのものだ。中国大陸でも簡単にSIMを買うことは今もできるが、発行時に実名認証(パスポート登録)が必要で、基本的にはお店まで行かないとSIMは手に入らない。

2023年2月までに、香港側も実名認証が必要になった

村谷さんのこの書き込みを見てChina Mobile Hongkongのサイトにログインしたら、僕のSIMにも実名登録推奨のSMSが来た。
SMSに記載されているページを開くとQRコードが表示され、スマホから実名登録サイトに行くことになる。

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20ケタのICCIDを登録するか、または香港SIMでSMSを受けることでSIMを登録することができる。あとはスマホアプリからパスポートを写真で読み込ませることで実名登録が完了する。
確認画面は出るし、もし審査で異常が出たらSMSで通知が来る。

手持ちの香港SIMがあるならスマホに入れて要確認

一回公式サイトでログインすることが、アラートのきっかけになっているようなので、要注意。特に香港の銀行やオクトパスなどのアカウントに紐付けたSIMが使えなくなったらシャレにならない。
また、デュアルナンバーSIMは便利なものだがもう新規発行されていないので、使うアテがなくてもキープしておいたほうがいいとおもう。日本をはじめ、ほとんどの国ではSIMに本人確認はつきものなので、登録が必要になったことそのものはしょうがない。

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自分の中で整理がついてまとめたものは、何かしら記事やレポートにするけど、「まとまるまえのものや小ネタをすぐ見たい」という要望を聞いて、フォトレポートを始めることにしました。

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