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#デジタルエコノミーの罠 インターネットに平等なんかない!が、僕らはそこで生きていかねばならない! 山形浩生+八谷和彦+伊予柑 イベント録画

「デジタルエコノミーの罠」は衝撃すぎる本で、本の内容をさらにさらに検証するために、訳者の山形さんにお願いして、オンラインで本の内容を解説し、八谷さんと伊予柑と僕の3人で色々質問するイベントをやることにした。明日2月18日の20時からだ。みなさんも参加してほしい。本を読んでない人でも楽しめるように(というか、そういう参加者が多いと想定して)やりました。

イベント録画を公開しました!

(イベント録画、最初に上がったものがyoutubeで処理中のままずっと終わらず、アップし直して差し替えました)

本の影響をもろに受けるメディア運営者、デイリーポータル林さんに協力してもらった第1回のイベントも大変に面白かった。

第2回のイベントは、さらに「本を読んでない人に向けて説明をパワーアップしよう」と話していたら、今日山形さんから送られてきたスライドが最高にすごい。いつもの山形節が、PPTで更にパワーアップしている。

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インターネットはフラットじゃない!それはもうどうしようもない!

人間は専門分野以外のニュースも見る。そこではコンテンツの良し悪しの見分けはつかない。そして、インターネットではどんなニュースにも簡単にアクセスできる。
したがって、読み込みが早く、情報量が多いサイトにアクセスはますます集中する。その読み込みの速さや情報量の多さはサーバの数や編集チームといった資本力で決まってしまう。つまりインターネットを支配しているのは資本だ。巨人はますます大きくなり、あなたがメディア主でもブロガーでも、相対的に声は小さくなっていく。
レコメンドエンジン、AI、スマホなどのマルチメディアは、巨人とそれ以外の差をますます広げる。逆方向に働く技術はない。オープンソースみたいなものは、むしろ一極集中を加速する。(その分開発者が多いから。もちろん、その一極集中は本当にひとつ以外ぜんぶなくなるわけではなくて、すごいマイナーなロングテールは残るのだけど。。。それは誰にも注目されずにただそこにあるだけだ)
むしろ、「勝ち負けがハッキリつく」という技術の本質そのものが、巨人とそれ以外の差を広げていく...ということは、ブログにも書いた。

未来のインターネットはGAFAor信者サロン商売?

対抗策はあるのか?なくはない。フラットでグローバルなインターネットは巨人しか生き残れないので、たとえばサロン化してフラットじゃないところで戦うのは一つの方法だ。
最近よくみる信者囲い込みサロン商売やNewsPicks的会員化は、ビジネスモデルとしては間違っていない、というか大巨人に対抗するにはそれしかないのかもしれない。

でも、そうやって大巨人orサロン囲い込み商売みたいになったインターネットって、それでいいの?

そういうことが色々考えさせられる素晴らしいイベントになりました!

この2人に声がけしたのは、
-第一回がデイリーポータル林さんというドンピシャすぎる出演者だったので、同じぐらい面白くなりそうな人
-山形さんとそこそこ話したことが過去にある
-インターネット他を使って何かを表現や発表している
-かつ、それで商売してるのでこの本が他人事じゃない
-自分の発表や表現だけでなくて、プラットフォームづくりみたいなこともやってる
などなどの要素の中から、話しかけたら引き受けてくれそうだと思ったからです。
イベントまだ受付中です!乞うご期待。
世界のために、イベントの録画はyoutube他で公開するけど、ライブで見たほうがぜったいいいですよ!チャットで質問もできるし。






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