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2022/2/8 100%再生PET樹脂使用ボトル

夢をみた。

実家に帰ってきた。父の部屋に入ると、仕事をしていたらしい父が最近すごいと思った曲について話し始める。曲名は忘れた。確かアニソンだったと思う。PCでYoutubeの画面を開いて聴かせてくれる。しばらく話し込む。

タイミングを見計らって、僕が「俺が最近聴いてるのは、まぁいくつかあるんだけど、まずブラジルのシンガーソングライターで…」とか話し出すと、恐らく「いくつかある」という怪しい前置きに敏感に反応して、「ちょっとまって、明日って帰り遅いんだっけ?いま記事の直しをしてたところだから。明日でもいい?」と遮られる。

というところで目が覚める。たぶん、僕が話そうとしていたのはRubelの『Casas』(2018)というアルバムのことだと思う。これは確かに1月末くらいからよく聴いている。自分が最近聴いている音楽の話は夢よりも現実にほど近く、「目が覚める」きっかけとして妙に納得がいく。

カーテンの隙間から射している朝の光が布団に当たる。あまりにも寒いので暖房を付けて、また布団に潜り込む。

布団のなかで、思い出した。いつだったか、小学5年か6年の頃だったと思うけど、いつものように車のなかでKANちゃんのCDを聴いていた。母や妹もいたと思う。そのときちょうど『MAN』(1996)というアルバムのエンディングである「指輪」が流れ始めた。

あまりにも良い曲なので聴き惚れていると、ファン歴の長い母が「指輪」のエピソードを挿む。ずっとライブのアンコールは「永遠」の弾き語りが定番だったんだけどさ、このアルバムが出たときに初披露してからKANちゃん、「指輪」をよく演奏するようになったんだよね。それを聞いた父がひとこと。

…「永遠」のほうが全然良いじゃん。

そのコメント、面白すぎるだろ…。すかさずYoutubeで違法アップロードされている「指輪」を再生して、くすくすと笑った。そろそろトーストを焼いて、着替えて、仕事に行く支度をしなきゃ。


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