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タテナガ文芸部

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縦スクロールがマンガだけではもったいない。絵本、童話、詩、俳句……縦スクロールで文芸作品に広く新風を吹き込むマガジンです。
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2020年8月の記事一覧

【01】 柄物が苦手だったのに、今は柄物デザインに夢中

 柄(パターン)のデザインにハマッています。  私の本業はコピーライターで、服飾やインテリアとは無関係。この5年ほどは趣味で「スマートフォンを縦スクロールしながら読む絵本」を創作配信しています。  ある日気づきました。  そういえば柄物の布も縦スクロールだよな…  呉服店で生地を広げて見せられた時「うわ〜」と華やぐあの感じ。まさに縦スクロールの醍醐味ですよね。  縦方向にどこまでも伸びる柄物のデザインを活用して、何かおもしろいことができるんじゃないか。  が、しかし。

タテ書きの本がなくならない理由

 ふだんの暮らしの中で日本語をタテに書くこと、あまりしなくなりました。  最後にタテ書きしたのはいつだったか覚えていますか?  私はたしか先月。俳句を投句用紙に清書して同人誌に郵送した時でした。 「もう何年もタテ書きしていないよ」「年賀状くらいかな」そんな人もいるかもしれませんね。  タテ書き文化はこのまま静かに光を失っていくのでしょうか。演歌や民謡のように片隅の棚へ追いやられていく運命?  いいえ。  そうはならないと思います。タテ書き文化を死守してくれる力強い守