楽しむこと!という結論
妄想歌謡劇「上を下へのジレッタ」も、回を重ねるごとに完成度を増している実感があるわけですが、
たまーに感じるミュージカルの難しさらしきものの話です。
まあ、言うほどやったことないので、僕が個人的に感じた話ですが、
ミュージカルって、歌も踊りも、芝居もあって、いわゆる総合芸術ですから、
作曲家の意図、作詞家の意図、振付家の意図、演出家の意図と言う具合に、
沢山のそこに関わる人達の、思い、つもり、が交錯しているものです。
もちろん最後に、その責任を持つのは基本的には演出家ではありますが、
やっていて、あるいは、直接話しを聞いてみて、
「ああ、作曲家としては、そういう考えだったんだ!」とか「振付のイメージこうだったのね」「そういうつもりの歌詞だったんだ!」とわかってくることもあります。
そういう時に、自分の中でどういうラインを取るか?というのが、しいて言えば難しいときもある。
今回僕が勝手に学んだ、そういう場合の対処法は、
○自分の中で整合性を取りながら、そのテイストを出せるような「ドラマを用意する」
上演中の作品なので、具体的な話はしづらいですが、
例えば、「ここで、ノリノリで歌ってしまうのは・・・実はこの人、若い頃歌手志望だった!」
といった、裏設定のドラマづけをしてしまう。
そして、いろいろ考えすぎたら、あとはぜ~んぶ忘れて、
○本番では、とにかく「楽しむ!」ことにする。
特に歌って、そこにどんなドラマが乗っかっているにせよ(悲劇であれ、喜劇であれ)、歌うということ自体のエネルギーは、かなり能動的なものです。
楽しめないと、伝わらない。ってこと、あるんじゃないかなー。
という結論!
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