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本メモ「誰がアパレルを殺すのか」

本から得た気づきをメモる、本メモ!今回は

「誰がアパレルを殺すのか」杉原準一・染原睦美

では、メモメモ。。

○大量の売れ残りを前提に、価格を設定し、ムダな商品を作りすぎている。

大量生産→大量在庫→セールという商売の流れが、「これでいいのか?」という問題になるところまで来たという昨今、みたいですね。

○日本のアパレルは、96%海外製

主に中国ですが、日本製ってほとんどないんですんねー、改めて。

○「売れ筋を、早く、安く」→結果、似た商品ばかりになる。

消費者の大部分は、品質、デザインにさほどこだわりがないわけだから、相互の要求で、↑こうなりますね。

○SC(ショッピングセンター)の出店合戦で、顧客の喰い合い

ショッピングセンターの問題は、アパレルの問題と一緒で、大量生産、大量物流、大量出店でコストを下げるから、「無個性化」するところなのかも。

○オンラインSPA「エバーレーン(米国)」の生産過程を全て開示する戦略

原価や、人件費、関税、儲けまで全てを開示して、価格がリーズナブル(=理由がある。安いじゃなくて)であることを納得してもらう。意識の高い人とか、そういう部分にこだわる経済的余裕がある顧客には、「透明性」が重要になっている時代なんだなー。

○「セールは、価格設定が間違っていることの証左」

「安く売ることもできる商品を高く売って、売れ残りをセールする。」なら、「売れ残らない量を、高く作って高く売り切る。」もあるもんね。

○「桃太郎ジーンズ」の試み

岡山のジャパンブルーという会社が出している「桃太郎ジーンズ」は、旧式の力織機を使った少量生産ジーンズを世界に営業しているそう。付加価値のある商品を納得させて売る。がこれから大事。

○短期間の大量生産は何も生まない

需要が右肩上がりに伸びていった、高度成長期からバブルまでの時代と、圧倒的に違った世界が現れているのに、なかなか変われていない産業。

どの業界も激変必至だとは思うけど、服飾で考えていかなきゃいけないのは、

日本には、着るものに困る人って、ハッキリ言っていない。だから「安いものでいい」なのか、だから「価値あるものを着たい」なのか。

安いもので、似たようなもの。

だけでは、どちらにしてもやっていけないようです。

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