キャプチャ

振付稼業という志

今回の「上を下へのジレッタ」で振り付けを担当してくれているのが

振付稼業air:manさん

エアーマンさんというのは、振り付けをするチーム、ユニットとして活動していて、

現在は7人で動いているんだそうです。

WEBサイトなどを見ればわかりますが、創立した杉谷さんと菊口さんのお二人以外は写真などが出てません。

現場では、個人名を消して、エアーマンとして仕事をするという形態だそうで、

お話を聞くと、仕事の仕方や、振り付け業界に対する姿勢、志というのが、すごくコンセプチュアルで面白いのです。

まず、振付家業に専念するということですから、メンバーは表舞台に立つことはありません。(ダンサーとの兼業は、なし)

これは、日本だと結構曖昧になっている人が多いんだそうですが、海外では、

コリオグラファー(振り付け師)とコリオグラフィー(振り付けも出演もする人)

と微妙に分けて呼ぶこともあるのだとか。

だから、エアーマンに入ると踊り手にはなれない。その点が捨てられずに、止めていくケースもあるのだとか。

特に男性のダンサーは、業界全体の割合が少ないので、ダンサーとして重宝がられるところがあるので、振り付けのみに絞るという決断ってかなり思い切ったものなんだそうですね。

同時に、前述した、チームで仕事をするという形態も、海外ではわりと当たり前にあるそうなんだけど、

日本ではまだまだ、パイオニアの世界なのだとかで、

日本のコリオグラファー界を変えていきたい!という志が、そこにも込められているようです。

どんな世界でも、その世界の常識や枠組みに挑戦する人たちというのを、僕は無条件に応援したいと思います。

ゆけゆけ!振付稼業air:man

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