空気、間、場の支配者
芝居でも、コントでも、演じる時に結構よく考えるのは、
空気や間のコントロール、場の支配力
についてだ。
現実のシチュエーションでも、例えば、大人数で飲みに行った時、
気がつくと、「あの人の空気」になってる。
といったお喋り上手な人がいますね。
こういう人は、僕に言わせれば、「空気のコントロール」「間のコントロール」がうまい人です。
もちろん、空気や間のコントロールはうまくないが、ただただ
声がでかい!
という人の場合もありますが、そういうのは、少し、、、嫌われるケースが出てきますね。(笑)
空気や間のコントロール。そして、場の支配力。
喋り方や、その人の性格や雰囲気の問題も大きいのですが、思い切って今回は、
身体の使い方で、説明すると。。。
だんだん流行らなくなって、危機的な状況に貧している「TV時代劇」を思い浮かべてみてください。
特にチャンバラのシーンです。
主役が大勢の敵に囲まれています。
主役がピタリと刀を構えて泰然自若としているその周りで、
雑魚キャラをよく見ると、
無意味に、ちょこまかと動いたり、態勢を変えたりしています。
この「ムダな動き」の有り、無しによって、
どちらが今、優位に立っているのか?を身体表現として表しているわけです。
これを、動きによって、場を支配。空気や間をコントロールしている。という端的な例だと僕は思っています。
(主役は普段の間で呼吸しているでしょうし、雑魚は、息を止めたりハァハァしたりと、間が定まりません。=間が埋まらない=コントロールできない)
様々なシチュエーション、様々なパワーゲームが繰り広げられる舞台上で、今、誰が、どうこの空間を支配しているのか?
結構それだけでも、興味深く面白いのです♪
芝居ってやめらんねーなー!
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