後悔を最少化するために必要な考え方が学べます。『たとえ明日終わったとしても「やり残したことはない」と思える人生にする』
『たとえ明日終わったとしても「やり残したことはない」と思える人生にする』は、後悔しない人生を送るためのビジネス書です。
「ウェルビーイング:死を前にしても“やり残したことはない”“自分なりによく生きた”と思える生き方」「20~25%を、大切なものに目を向ける時間にすることで、本来のありたい自分に立ち戻れる」「だれかを幸せにするためにも、あなた自身が満ち足りて幸せな状態になること」など、幸せな人生を送るために必要なことが書かれています。
特に「4L理論:Labor(仕事)/Love(愛)/Leisure(余暇)/Learning(学び・自己成長)」は、「仕事」「愛」「余暇」「学び」の4つにまんべんなく時間を割くことで、幸福な人生を歩むことができます。
「Labor(仕事):収入を得る活動、家事や社会貢献」「Love(愛):大切な存在と一緒にすごすための時間」「Leisure(余暇):趣味、スポーツ、休養、地域活動」「Learning(学び・自己成長):読書、オンライン教育、セミナー参加」と、それぞれに貢献できる時間は違います。
普通のサラリーマンは、「仕事」一辺倒のために、「愛」「余暇」「学び」の時間が不足がちになり、家族に見放されたり、定年後にやることがなくなったり、成長せずに会社に居場所がなくなったりするのです。
やり残した人生にしないためにも、時間配分を再度考えてみましょう。
「年を重ねることで、より賢く経験豊かになれば、物事が容易になる」「人に親切にすることは幸せになるための行動習慣として効果的な方法である」「お金はむしろ、だれかと一緒に使うほうが、幸福度が高まる」などを通して、他者に分け与えることで幸せになる確率が上がることを示しています。
特に「仕事に限らず自分の強みが発揮できているときに、もっとも充実感を感じ、幸せを実感しやすい」は、「強み」に特化することの大切さを教えてくれます。
「自分の強みを知る→強みを発揮する→だれかの幸せに役立つ」と、強みの段階を踏むことで満たされていきます。
「弱み」ばかり気にするサラリーマンは、自分の目を「強み」に向けましょう。
オタクの視点から言うと、「余暇を自由に楽しむことで、仕事はもちろん人生全体の生産性が向上し、幸福度も高まる」に刺さりました。
オタクは、オタク活動という「余暇」のために仕事をしています。
逆を言えば、余暇を楽しめれば、仕事の生産性も高まるという相乗効果もあってお得です。
また、「余暇を無駄な時間だと考える人ほど、ストレスを感じやすく、落ち込みやすい傾向がある」と、仕事人間として「余暇を無駄だ」と切り捨ててしまうエリートサラリーマンほど、ある日突然凋落してしまうのでしょう。
ある意味、オタクが世界をリードしているのかもしれませんね。