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「抽象によってとらえた内容、それがコンセプト」と、コンセプトに関わる「抽象⇔具体」をわかりやすく教えてくれます。『コンセプチュアル思考 物事の本質を見極め、解釈し、獲得する』

『コンセプチュアル思考 物事の本質を見極め、解釈し、獲得する』は、抽象と具体の行き来を型にしたビジネス書です。

「ロジカル/クリティカル思考:複雑な問題を分解→理を詰める→最適な処理方法を導き出す」「コンセプチュアル思考:善の価値/自分が正しいと信じる事業の理念・理想」「抽象:ものごとの外観や性質をながめ、そこから何かしらの要素を引き抜く」など、思考を具体に落とし込むことができます。

特に「大きなイノベーションを呼ぶ思考:技術中心ではなく、人間中心」は、技術を手段とし、曖昧な顧客の人間心理をつくための考え方です。

「人間中心:あいまいな人間の欲求の核をとらえ、そこから製品・サービスづくりを始める」と、技術主義である日本のやり方を否定します。

利益を上げたいサラリーマンは、人間心理から始めてみてはいかがでしょうか。

 

「捨象:何かを引き抜くことは、同時に何かを捨てること」「言葉は感性のメッシュ(網の目)である」「生命には物質のくだる坂をさかのぼろうとする努力がある」などを通して、ムダな努力を回避するための方法を教えてくれます。

特に「目的を在り方次元で定めると手段は独自性を増す」は、知の思考の行き着く先が似通っていくことで、独自性を出すことが難しい難題の答えを示しています。

「知の思考→form/処し方→具体次元で争う→行き着く先が似通う」となり、「科学や論理は万人に共通する答えに向かうといった性質がある」という均質化を招いてしまうのです。

自分の思考のレベルを上げることで均質化の罠を回避したいサラリーマンにオススメです。

 

#コンセプチュアル思考 #物事の本質を見極め解釈し獲得する #村山昇 #ディスカヴァートゥエンティワン

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