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この本で「日本の衰退の原因」を示しているのに、なぜ日本は改善しようとする気がないのだろうか?『なぜ大国は衰退するのか 古代ローマから現代まで』

『なぜ大国は衰退するのか 古代ローマから現代まで』は、客観的な事実から衰退の原因を突き止めるビジネス書です。
「制度:集団的な行動を左右するゲームのルール」「資本主義は経済成長につながっていない」「革新は制度によって生まれる」など、歴史的事実を基に衰退の原因と回避方法を教えてくれます。
特に「大国の衰退:内的な要因の否定/中央集権化/将来を浪費する」は、国が衰退する要因を示しています。
これらが「衰退:増税/インフレーション/国家社会主義」の原因となり、国を衰退させていくのです。
国を衰退から守りたい方は、これらの条件が合わないように調整するしかないでしょう。

「発展の真逆:誰もが立場をわきまえるべきである」「ローマは衰退して滅亡/中国は永遠の静止状態に陥った」「資源の豊富な国は比較的貧しくなる傾向がある」などを通して、衰退の原理原則を学ぶことができます。
特に「日本経済:国内の競争を大幅に増やす必要がある」は、「経済面の問題:手を組んで発展を阻害している利益集団」を排除する必要性を説いています。
「起業家精神や革新を重視」「個人の失敗にきわめて寛容」「小規模なベンチャー企業に開かれる」の3つが日本復活のカギです。
「日本を復活させたい」と考えるなら、既得権益を排除する気概を持つべきです。

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