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意思決定を科学的に解明することで、正しい意思決定を行うことができます。『人生のリアルオプション 仕事と投資と人生の「意思決定論」入門』

『人生のリアルオプション 仕事と投資と人生の「意思決定論」入門』は、意思決定を上手く利用して成功するためのビジネス書です。

「状況が不確実なとき、行動の柔軟性を保つことは、将来を招く鍵である」「会社を辞めることを最低ラインとして設定し、覚悟を持って準備をしておく」「できると思う最低ラインを設けて、そこを出発点とする」など、成功するための考え方を学べます。

特に「意思決定:価値の大小を比較して、大きいほうを選ぶ→価値観ではなく、価値を選ぶ」は、意思決定に必要なやり方を教えてくれます。

「価値観は個人の好みにすぎず、証明しようもない」と、意思決定には価値観を考えずに、ただ単に価値の量で判断する必要があります。

ただ「一番やってはいけないことは、自分を人と比べることである」と、価値観を他人との比較に使用しないという制限があります。

意思決定に迷いがあるサラリーマンは、意思決定の方法論を学ぶ必要があるでしょう。

 

「自分が選ばれていない場所、つまり自分の土俵でないところは選ばない」「知の趣旨は、自信や勇気を裏付ける要素としての価値にある」「行動しないのなら、自分の意思を捨てたのと同じだ→何かを決めたのならば、行動しないと意味はない」などを通して、論理的に自分の行動を制御するための仕組みを学ぶことができます。

特に「意思決定の方法:現実を観察し、その経験から学ぶ/仮定とモデルの組み合わせにより、何かしらの真のロジックを構築する」は、意思決定の考え方を示しています。

「理論:ある仮定(仮説)とモデルの組み合わせである」「理:ロジックである→ロジックとは、考え方の道筋だ」「論:1つの意見であり、考え方だ」と、理論を分解することで意思決定の過程を見える化することができます。

「理論を1つの根拠として、なぜ成功したのか失敗したのかを理論に照らし合わせて考えることこそ、理論の最大の効用である」と、意思決定だけでなく、成功に導くための道筋にも使えます。

意思決定を明確にして成功したいサラリーマンは、理論の根源を知ることから始める必要があるでしょう。

 

オタクの視点から言うと、「逃げるのはリスクマネジメントの立派な戦略である」に刺さりました。

「仕事や友人関係でも、つらくてどうしようもないと感じたら逃げていい→がんばりすぎは消耗するだけだ」と、逃げることを肯定しています。

最近は割合が少なくなりましたが、オタクは周囲から虐げられる傾向があります。

虐げられるのであれば、そこから逃げ出してもいいのです。

無駄に我慢してとどまるくらいなら、逃げることを戦略的に考える必要があるでしょう。

 

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