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みずほ銀行の住宅ローンのメリット・デメリットを徹底解説!

どうも、モゲ澤です! みずほ銀行はメガバンクの1つであり金利も低いため、「モゲチェック」をご利用の方もみずほ銀行の住宅ローンに申し込む方は多いです。

そこでこのnoteでは、みずほ銀行の住宅ローンの良い点・悪い点をわかりやすく解説していこうと思います。

みずほ銀行の住宅ローン金利

みずほ銀行の住宅ローンには主に、変動金利、全期間固定金利、固定金利選択型の3種類があります。

みずほ銀行の住宅ローン金利(みずほ銀行ウェブサイトより)

全期間固定金利は可もなく不可もなし

全期間固定金利の金利は1.48%です。これをモゲチェックの金利ランキングと比べてみると・・・

全期間固定金利:ランキング上位の銀行とみずほ銀行の比較

上位3行には入らず、第8位です。可もなく不可もなしといったところですが、もっと金利がもっと安い銀行を選びたいという方は、トップの常陽銀行の1.290%などの最低水準の他行に申し込んだほうがよいと思います。

10年固定は11年目以降の金利設定が良心的

続いて10年固定ですが、金利は1.20%です。

10年固定:ランキング上位の銀行とみずほ銀行の比較

1位の三菱UFJ銀行0.780%、2位のauじぶん銀行0.915%、3位のSBIマネープラザ0.990%と比較すると全然ダメなように見えますが、実は11年目以降の金利に注目すると良い点が見えてきます。

11年目以降の金利の引き下げ幅が大きいのが特徴

10年固定の場合、11年目からは変動金利か固定金利かを選ぶことになります。

変動金利を選んだ場合は基準金利2.475%から引下げ幅の2.10%を引いた0.375%、固定金利を選んだ場合は基準金利3.30%から引下げ幅の2.10%を引いた1.20%が適用金利です(いずれも基準金利は2023年8月時点)。この推移をグラフで見てみましょう。

11年目以降も金利が上がらない良心的な設定

他行では当初10年の固定金利が安くても、11年目以降は金利の引下げ幅が小さく、11年目以降の金利が跳ね上がるケースが多いです。そのような銀行と比べると、みずほ銀行は11年目以降も引下げ幅が大きく、良心的な設定になっています。

変動金利は最優遇よりも上がる可能性がある

変動金利は0.375%。これはランキングでは7位です。

変動金利:ランキング上位の銀行とみずほ銀行の比較

1位で0.290%のSBI新生銀行や、2位で0.319%のauじぶん銀行、3位で0.320%のSBIマネープラザと比べるとやや高い金利設定です。

また要注意なのが、この0.375%は下限である最優遇金利で、これより上がる可能性もあり、最も高いと0.675%になります。審査結果によっては金利が上がる可能性があることは留意しましょう。

毎月返済額の目安と借入時の事務手数料

みずほ銀行の変動金利で35年の住宅ローンを借りた場合の毎月返済額は、適用金利が0.375%の場合は借入額3,000万円で7.6万円、4,000万円で10.2万円、5,000万円で12.7万円です。

変動金利0.345%の場合の毎月返済額

もし適用金利が0.675%の場合は、借入額3,000万円で8.0万円、4,000万円で10.7万円、5,000万円で13.4万円です。毎月5,000円程度返済額が上がってしまいますね。

変動金利0.675%の場合の毎月返済額

ローンの事務手数料の支払い方法は2種類あり、1つはローン取扱手数料型、もう1つは保証料型で、次の表のように金利と諸費用の支払い方が異なります。

みずほ銀行のローン手数料の種類

金利は、保証料型(一部前払いする方式)は保証料として0.05%が上乗せされます。

諸費用は、ローン取扱手数料型では66万円を支払い、仮に繰上返済しても返金がない方式です。保証料型は62万円の保証料を支払うことになりますが、繰上返済をすると一部が戻ってきます。

どちらを選ぶのがお得なのかは、みずほ銀行のウェブサイトのシミュレーションを見てみましょう。

ローン取扱手数料型と保証料型の比較

35年間にわたって返済する場合にはローン取扱手数料型のほうがお得です。具体的には、ローン取扱手数料型が3,291万円に対して、保証料型は3,314万円になります。

一方、繰上返済して10年で完済してしまう場合は保証料型のほうがお得になります。

保証料型がお得になるのは返済期間が短くなる場合のみですので、基本的にはローン取扱手数料型を選ぶことがオススメです。なお、繰上返済をオススメしない理由はこちらのnoteもご覧ください。

みずほ銀行の団信

みずほ銀行の住宅ローンの団信は4種類があります。

  • 一般団信(上乗せ金利なし)

  • 引受基準緩和型団信(ワイド団信、+0.3%)

  • がん100%保障(+0.1%)

  • 8大疾病補償プラスがんサポート(債務者の条件により保険料が決定)

みずほ銀行の団信の保障範囲

がん100%保障団信の上乗せ金利は、2022年10月2日からは0.1%上乗せで加入できるようになりました(以前は+0.2%でした)。非常にお得ですので、みずほ銀行で住宅ローンを借りる場合はがん団信も検討してみてください。ただし、他行よりも年齢制限が厳しく、46歳未満が対象というところには要注意です。

8大疾病補償は、いわゆる3大疾病のがん・脳卒中・心筋梗塞に加えて、高血圧症・慢性腎不全・慢性膵炎・肝硬変・糖尿病を大きくカバーする団信です。なお、この8大疾病補償は、がんへの保障の有無と8大疾病以外の病気・ケガへの保障の有無でさらに4パターンに分かれています。

8大疾病補償はさらに4種類に分かれる

ところがこの8大疾病補償、保障の範囲が幅広いのは良いのですが、保険料が高いのです。

8大疾病補償は保険料が高い

8大疾病補償プラスがんサポートプラン(赤色)は、年齢とともに保険料がぐんぐん上がっていきます。がんに罹患する確率が上がるのは薄いオレンジ色の背景で示した年代ですので、8大疾病補償プラスがんサポートプランはあまりお得感がありません。

一方で、比較対象としたがん100%団信(緑色)は罹患しやすい年齢になっても保険料が減っていくことから、こちらはご検討いただいたほうが良いと思います(0.1%の上乗せ金利分を毎月返済額に置き換えた金額を表示しています)。

申し込みの流れと注意事項

みずほ銀行は「AI事前診断」という手軽な方法で借入ができるかの目安を知ることができます。通常は簡易審査→本審査という2段階で、どちらもそれなりに手のかかる申し込みなのですが、「AI事前診断」は1分でできるくらいの数の項目の入力だけで済み、その場で融資承認確率が出てきます

AI事前診断で手軽に融資承認確率を判定できる

いろいろ条件を変えてシミュレーションし直すことも簡単にできるので、ぜひ活用してみてください。なお、このあと本審査に申し込むという流れになります。

最後に、注意事項が2つあります。

みずほ銀行の住宅ローンの注意事項

店舗で申し込んでしまうと金利が0.2%上がってしまいますので、ウェブサイトから申し込むようにしてください。また、適用金利がわかるのは本審査が終わってからですので、本審査後に他行の金利と比較するようにしましょう。

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