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「モゲチェック」立ち上げ秘話! 10年の紆余曲折とユーザー目線の提案ができる仕組み

どうも、モゲ澤です! すでにXやYouTubeではお伝えしていますが、私の初めての書籍が2024年5月に発売されました!(Amazonからも購入できます) おかげさまで早くも重版となりました!

早くも重版!ありがとうございます!

いまお伝えできる住宅ローンのあらゆる情報を詰め込んだ1冊になっています(詳しくはこちらのnoteでも紹介しています)。Amazonでも、「住宅ローンを学ぶのに最適!これは名著!」「金融の専門家が書いた本」など、身に余るうれしいレビューをいただいています。読んでいただいた皆さん、ありがとうございます!

住宅ローンとの賢い付き合い方がテーマの本書の背景には、私が立ち上げからかかわっている住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」【PR】があります。初めてモゲチェックを知る人にも私個人のサービスへの思いを感じてもらえればと思いますので、最後までお読みいただければ幸いです!

モゲチェックは「モーゲージブローカー」をめざして誕生!

少し前の話からしたいと思いますが、モゲチェックの立ち上げのきっかけは約10年前。住宅ローンユーザーの動きに日米で大きな差があったことに気づいたことがスタートでした。

それが何かというと、米国では金利が下がると住宅ローンの借り換えが一斉に起こりますしかし日本は金利が下がっても借り換える人はごく少数という大きな違いがあるのです。

米国で借り換えが進む理由は、米国にはモーゲージブローカーという産業(売上が1兆円規模にもなります!)があるからです。銀行が金利を下げたら、モーゲージブローカーがユーザー(借り手)に「借り換えたほうがいいですよ」と案内し、手続きの橋渡しをやってくれる仕組みになっています。

しかし日本では、購入時は不動産業者がローンを案内してくれても、継続的なフォロー体制はありません。ユーザーが自分で行動しないと借り換えできず、「最適な住宅ローンはこれですよ」と案内する人がいないのが大きな課題だったのです。

そこで2015年、現在モゲチェックを運営する株式会社MFSの代表・中山田明と私で、借り換えアプリを作りました。借りているローンの情報を入力すると、借り換えメリット額が自動計算されて、最適な住宅ローンが表示されるというものです。

借り換えメリット額がわかるアプリを作成

つまり、米国のモーゲージブローカーのように、銀行とユーザーの橋渡し役になろうというこのアプリがモゲチェックの出発点なのです。

現在のサービス形式になるまでの紆余曲折

薄々感じてはいたのですが、アプリを提供してみると、多くの人が割高な住宅ローンを借りっぱなしにしていたことが浮き彫りになりました。約半数の方が借り換えで100万円以上総返済額を減らせるという衝撃的な状況だったのです(みんな高い金利だと知らずに払い続けてしまっているのです・・・)。

アプリを使ったユーザーからは「この銀行のローンはどう思いますか?」「このような場合は借り換えってできるのですか?」といった質問を多くいただいていました。

そこで、多くのユーザーに借り換えメリットを実現してもらうため、ここからサービスは「住宅ローン相談店舗」へと進化していきます。当初は「モーゲージネクスト」、途中から「モゲチェックプラザ」という名前になり、銀座・新宿・横浜に店舗を構えました。

銀座・新宿・横浜の3か所に構えた相談店舗

私も店舗でコンサルタントをしていましたので、当時ご利用いただいた方は私のことを覚えているかもしれません(笑)。借り換えだけでなく、これから家を買う人向けの住宅ローン選びやスケジュールなどの相談も受けていました。

ただ、この形態では相談可能な人数やエリアに限りがありました。そこで2018年頃から、モゲチェックはスマホに特化したサービスに舵を切っていくことになります。

モゲチェックがユーザー側に立った提案ができる仕組み

ちっぽけなベンチャー企業のものですので、最初は全然知られていません。店舗を立ち上げた当初は利用者が1日1~2人いるかどうか・・・という状態でした。

今のようになるまでには紆余曲折があり、Web広告などもいろいろやりました。ですが時代はSNSだということで、2022年からYouTubeチャンネルとX(Twitter)での情報発信を強化。住宅ローンの活用法やどの銀行がお得かの発信を継続し、その結果モゲチェックのサービスも多くの人に認知してもらえるようになってきました。

サービス立ち上げは認知してもらうのが大変!

並行してメディア向け勉強会も定期的に開催してきました。今では全国紙やテレビから取材してもらえるようになりましたが、「いま住宅ローンの金利がこうなっています」「次はこうなります」といった発信を積み重ね、メディアからも信頼を得てきたことが大きな変曲点だったと思います。

ここでお伝えしておきたいのですが、モゲチェックは「ユーザーにサービスを無料で提供し、銀行から広告宣伝費をもらう」ビジネスです(スーモやホットペッパーと似たような形態です)。「銀行から広告宣伝費をもらいつつ、サービス内容はユーザー側に立ったものにする」仕組みづくりには工夫が必要でした。

モゲチェックはユーザー側に立ったモーゲージブローカーになるというのが初志ですから、銀行の言いなりになって、これが実現できなくなってしまってはだめだ! というわけです。

そこで、モゲチェックのサービスでは、ローン提案はロジックを組み、ユーザーごとに最適な銀行を機械的に診断することを徹底しています。人の判断が介在しないロジックで、かつ毎月しっかりロジックを見直して常に最適解が出るようにしています。

ユーザー側に立つための徹底的な仕組み化

ロジックのコンセプトは「融資承認確率」と「実質金利(金利と団信のメリットから算出)」の2つからなります。

まず、「住宅ローン診断」【PR】(旧モゲレコ)に登録していただくと、登録情報から各銀行の融資承認確率をパーセンテージで算出します。

そして融資承認確率の高い銀行の中から条件のよいものを提案するわけですが、このときの条件のカギが実質金利なのです。住宅ローンは金利と団信の組み合わせ商品で、団信の保障も含めた比較が重要です。

モゲチェックでは団信の価値を金利換算する仕組みを持っています。「貸出金利 ー 団信の価値を金利換算したもの=実質的な金利コスト(実質金利)」という計算をして、この実質金利の安い商品から優先して提案するようになっています。

これが、モゲチェックが銀行からもらう広告宣伝費の影響を受けずにユーザーに最適なローンを診断できる独自の仕組みであり、モゲチェックならではの特徴です。

クオリティ高いサービス提供体制

ただ、診断を受けるだけでなく、ローンアドバイザーに相談したいという方もたくさんいます。それに対してクオリティの高いアドバイスをするための体制も作っています。

そこでモゲチェックでは、住宅ローンアドバイザーには銀行での住宅ローンの実務経験者を採用しています。また、リサーチ部門を持っており、銀行の金利や商品の動向や団信の価値の分析など、提案に活かす専門チームもあります。そして社内で金利見通しなどを共有し、常に最新情報をローンアドバイザーが提供できるようにしています。

クオリティの高いアドバイスをできる理由

また、サービスとしての使いやすさも大事ですので、多数のエンジニアやデザイナーが常に仕様をブラッシュアップしています。

モゲチェックはユーザー側に立った住宅ローンの提案をするために、仕組みづくりからサービスの使いやすさにまで注力していることを知ってもらえればと思います! 良さそうだなと思ったらぜひ使ってみてください。

モゲチェックのサービス紹介

登録不要で使えるサービスで、自分で住宅ローンを選んで申し込みたいという方には住宅ローンランキングが役立ちます。

住宅ローンランキング

そして、融資承認確率が高い銀行の提案を受けたり、住宅ローンアドバイザーに相談したりしたい方は「住宅ローン診断」【PR】が役立ちます。

住宅ローン診断で一括比較!

また、スマホで使えるアプリもあります。アプリだとランキングもモゲレコも簡単に利用できますし、ローンアドバイザーとやり取りしやすいのでオススメです! 物件探しの機能もついています(アプリの機能の詳細はこちらでも解説!)。

モゲチェックはアプリが便利!

また、姉妹サービスにINVASE(インベース)【PR】というものがあり、物件価値の把握や不動産投資に役立つ情報を提供しています。不動産投資をしたい方、いまお持ちの物件の時価評価を知りたい方は登録してみてください!

投資や物件価値の把握に使えるINVASE

その前に住宅ローンの知識をまとめて学んでおきたい方は本も読んでみてくださいね♪(Amazonからも購入できます)

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