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「薬局×本屋」ページ薬局、初週の本の売り上げはいかに?

2020年6月1日、少し状況が落ち着きつつある中ようやくオープンを迎えました。


前日の5月31日には元々内覧会を予定していましたが、3月中には中止の決断をし、代わりに文庫本100冊プレゼントを行い、その際にチラシも同封させてもらいました。

その他、近隣の住宅に手作業でポスティングを行ったり、現地にポスターを貼ったりとオープンまでに告知に関して、やれることはやりきりました。


そして待望の開局当日。

薬局としての売上がメインにはなりますが、やはり本がどれだけ売れたかも気になってしょうがない1日でした。

果たして初日の本の売り上げはどうだったのでしょうか?

「薬局×本屋」、オープン直後の本の売り上げは?

1日目の結果は、14030円

患者数が7人に対して、本を買ってくださった方は8人いらっしゃいました。


営業日が月火木金土で、水日祝が休み。

なので今週は6月1日、2日、4日、5日、6日の5営業日でした。

1週間を通しての売り上げは、66173円


知人がオープン祝いで駆けつけてくれ、そのついでに本を買っていただいたのが大半ですが、地域住民の方がまるで書店に入るかのように訪れて、本棚をじっくり眺めてお買い上げいただけたこともあり、若干の手応えを感じています。

何より本が売れるのがこんなにも嬉しいとは思ってもいませんでした。


せっかくの機会なのでページ薬局の品揃えについても紹介させていただきます。

薬局内には全部で6台の什器を設置しています。

レジに近い側を①、入り口に近い側を⑥とすると

①絵本や児童書といった子供向けの本

②小説

③自己啓発本、ビジネス本

④スタッフオススメコーナー(ごちゃまぜ)

⑤音楽や芸能、生活やお金、脳トレなどに関する本

⑥海や山などの自然、地域にまつわる本

という配置になっています。


実際の本棚の写真がこちら↓です。

画像1

初期在庫として仕入れたのは1000冊ちょっと、小規模な書店と比較してもかなり少ないと思います。


小さいなりにオープンまで出来る限りの準備はしましたが、完璧な本棚が出来上がったなんて思い上がりはしていません。

かの有名な博報堂ケトル代表取締役社長、嶋浩一郎さんも書店の本棚を次のように表現しています。

書棚はガウディの建築であり、AKBである
(中略)実は多かれ少なかれ書店の棚からは毎日本が抜き取られていって、そこに新しい本が補充されています。ですから、昨日と同じ本屋は二度と現れてないわけです。本屋さんたちは日々、暫定一位、つまりその時点でのベストの棚をつくるという作業を延々と繰り返して、けれどもそれでもう終わりということはありません。
それは、まるでガウディの建築のようです。バルセロナにあるガウディ設計のサグラダファミリアは、一八八二年に着工して以来、現在も建設が続いていて、日々刻刻と変化していきます。
出典 なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか/P20-21より 

「薬局×本屋」の挑戦は始まったばかり。

試行錯誤しながら本棚を作り、多くの方に本を手に取ってもらえるよう、これから頑張っていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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