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ページ薬局、ぶっちゃけ儲かってますか?

薬局×本屋「ページ薬局」も開局して半年が経過し、何とか2021年を迎えられました。


その間、有難いことにあちこちで取り上げていただき、中には取材記事やページ薬局のSNSを見て店舗に足を運んでくださる方もいて嬉しい限りです。

友人知人もうちの会社の既存店とは大違いで、これまで何人も見学に来てくれました。


そこでよく聞かれるのが、「本で実際どれぐらい儲かっているのか?」との問いです。

知り合いには薬局経営者や独立志望の方が多いこともあって、やはり利益の面は気になるのだと思います。


そして結論からいうと、本での利益はほとんど出ていません!

儲かっていないフリではありません。


薬局にも関わらず、開局して7ヶ月で累計1000冊以上の本が売れたのは想像以上の成果ですが、毎月家賃が賄えるような利益が出ているかと聞かれれば程遠く、せいぜい光熱費の足しぐらいなのが現実です。

以前にも書きましたが本屋というのは本当に薄利な商売で、本屋一本で生計を成り立たせようものなら相当数の本を売らなければなりません。

6月以降の売上冊数と金額を参考までに示すと

6月 121冊 (152754円)
7月 96冊 (81021円)
8月 47冊 (54740円)
9月 67冊 (61574円)
10月 158冊 (136966円)
11月 74冊 (84270円)
12月 494冊 (733669円)

で、12月はたまたま図書館の相見積もりを落とすことができたため売上が爆増したかに見えますが、店頭分は前月とほぼ変わりありません。

これが利益ではなく、売上金額です。


では利益はどのぐらいなのかというと、上のnote記事では定価の20%としていますがページ薬局では仕入れの関係上、大体10%です。

だとしたらこれだけ売れていても利益は雀の涙程度だとおわかりいただけたかと思います。


現在は店頭だけではなく、オンラインでの依頼も対応をしたりと色々取り組んではいますがそれも決して多くはありません。

とはいえ嘆いてばかりもいられませんので本を手に取ってもらえるよう、頭を捻りながら運営していきたいと思います。

引き続きページ薬局をよろしくお願い致します。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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