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メモリーカードの容量選び(主にCFexpress)

どうも、メモリカードヲタクです(?)
ここ数ヶ月でCFexpressを3枚、SDを4枚くらい、ポータブルSSDを2台購入しているのでメモリーカードヲタクを自称してもいいでしょうか
まあ、無計画に買ってるわけではなく容量とかバックアップ体制が不足した結果買い増しを繰り返した結果がこれなので、無駄に買っているわけではないですが。

さて、本題に入りましょう、自分はこれくらいの容量があれば十分だろうとか、色んな理由で1枚あたりの容量はこれにしようと考えてメモリーカードを買いましたが、ある程度枚数を揃えると不満も出てくるもので、その不満を解消するためにわざわざ更に追加で買う予定は今のところないですが、新規に揃える方の参考になるお話ができたら幸いです。


現在の構成とそれぞれの感想

CFexpress

ProGrade Digital CFexpress 4.0 Type B GOLD 512GB

2枚

自分が買った当時はCFexpress 4.0のこのカードが登場したばかりで2.0のカードとの金額差が800円しかなかったので、それならと4.0のカードを購入したが、後述するが他社の2.0のカードと差を体感できないので、2.0のカードが値下がりした現在なら2.0のカードでコストをケチるというのも1つ選択肢ではある。

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Nextorage 512GB CFexpress Type B メモリーカード NX-B2SEシリーズ

1枚

撮影していてもCFexpress 4.0のGoldのカードとの差は体感できない。
上位規格の4.0のカードの差が体感できないということは現状R3で使う分にはCFexpress 2.0で十分ということだ(ボディ側が2.0だから当然の話だが)

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SD

ProGrade Digital SDXC UHS-II V90 COBALT 512GB

1枚

これに関しては高価だが書き込み250-300MB/s級の最上位モデルで他社を検討しても他の選択肢がないので、他を選択する余地がなかった。
Write 250MB/sの速度が出るのでRAWを同一書き込みしてバックアップするためには必要な投資だった。
このカードの2枚目が欲しいのだが、なかなか高くて買えていないのが悲しい実情だw

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ProGrade Digital SDXC UHS-II V60 GOLD 128GB

1枚

前述の通り、コバルトの512GBのSDカードをもう1枚買うお金がなかったので、コバルトのSDカードを使い切ってしまったときの交換用としてJpegでもいいからデュアル書き込みしてバックアップ用のデータがある状況にしておきたかったから購入した。
書き込み速度がそこまで速くないので(Goldは100-130MB/s write/容量によって速度は変わる)、512GBを買ったからといってCFexpressと両方にRAWを書き込んでRAWのデュアル書き込みで撮るのは現実的ではない(Goldのカードの速度が不足してバッファが詰まるのでこのカードはR3ではJpeg書き込みじゃないと正直しんどい)

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なんでこの構成にしたのか

色々考えた結果まずは512GBのCFexpressカード2枚、SDカードは512GB(コバルト)と128GB(Glod)各1枚の構成で購入した。
容量に関しては色々と考えて慎重に検討した結果こうなったので理由を説明したいと思う。

  • メインカードのCFexpressカードは1枚だけだと重要な撮影の前に1枚壊れると替えがなくなるので2枚以上に分散したかった

  • SDカードに関しては250-300MB/sの速度が出るグレードの高いモデルを各社調べて検討したがその中で最大の容量だったProGrade Digitalを選んだ

  • ProGrade DigitalからコバルトのSDカードの1TBとかがあったら容量の構成の幅は広がる…

  • SDカードが512GBのコバルト1枚だと1枚目のコバルトはCFexpressと同じタイミングで容量が終わるので、ワンマンライブで長時間の撮影をしているとSDの容量を使い切る可能性があったのでJpegでもいいからバックアップ用に128GBのGoldグレードを追加した。

不満点

悲しいかな使ってみると、枚数が増えて運用が安定していくると不満点が出てくるのが人間の性である…
実際に使ってみると、対バンで30分 1グループくらい撮るなら512GBで楽勝で撮影を終了できるが、ワンマンライブで2時間とかぶっ続けで撮る状況では512GBのカードは普通に使い切ることがあることが分かってきた。
野外で撮影をしていると雨が降る可能性もあるので、雨で手が濡れた状態でメモリーカード交換をするのはカード破損のリスクもあるし嫌なので、雨の日の運用を考えるとCFexpressカードは512GBを2枚ではなく1TB 1枚にまとまっている方がカード交換なしで2時間以上連続で撮影し続けられるので、雨が降ったりしたときにもカード交換の必要が発生しなくて安全でいいなと思った。(それならSDカードの方は最初からJpegに設定しておいて、CFexpressもSDも両方とも撮影中差し替える必要性が絶対ないようになっているほうがよかったなと思った。

反省点、提言

最近の積層センサーのミラーレス機はファインダーのブラックアウトもしないし、AFは瞳認識でトラッキングできるので測距点を変える操作が必要なくずっと自分の思い通りの構図で撮影し続けられるので、一眼レフに比べて撮影枚数が増え、画素数が多少上がって1枚あたりのRAWの容量も増えたりなど色んな理由で想定以上にCFexpressカードの容量を消費するので1枚あたりのカード容量は極力大きく確保したいし、めったにないが雨の撮影中のカード交換をなしにしたいのでカード1枚の容量は大きいに越したことはない

また、将来的にEOS R1などが登場して画素数がさらに上がることを見据えて1枚あたり512GBを選んだが、現段階でも512GBを使い切るのはその気になれば結構簡単に使い切れるので、たぶんEOS R1が登場したときには1枚あたり512GBは正直少なくてカード交換が多くて扱いづらいって感じる気がするので、将来的に使い回すことを考えたら1TBで購入しておいたほうがいいなと思った。

使用する機種の画素数や連写性能やAF精度などいろんな要因に影響するが、メモリーカードは金額以外に差し替えの頻度の観点も考えて選択すると差し替えの頻度を減らしたりすることができるので、そのへんも考慮したほうが快適なことはお伝えしておきたい。

データ容量が増える要因

1,画素数の上昇
例;1DX2(20MP)からEOS R3(24MP)に変更で画素数20%増
實際は、1枚あたりのファイル容量の公称値では23.2MBから29.3MBに26%増加

2,連写性能の向上

例:1DX2だと14pfsで撮ってもそこまでメリットなかったので12fpsに制限して連写することが多かったが、R3の電子シャッターでは30fpsの次に選べるのは15fpsで調整できないので仕方なく15fpsで撮影しているので連写が原因で25%増加

3,AF性能の向上
AF性能の向上で全域のトラッキングAFで普通に瞳AFを使用できるので1点AFで撮影していたときに比べて測距点を変更しないで撮り続けることができるようになりシャッターを切ることができないシーンが減ったことでショット数が増えた

4,記録メディアの容量の増加とギガ単価の低下
CFastカードでは製造メーカーが少なく、長い事モデルチェンジしていないなど色んな理由が重なり、SanDisk製だと128GBで2万円くらいするのに対してCFexpressカードは512GBでも3万円以内で購入することができギガ単価が下がっていてより大容量のカードを使えるから、より多くの枚数を撮ってしまうというのはあると思う。
CFastカードを使用していたときは保有しているカード容量も限られていたのでその範囲内で収まるようにショット数を無意識に調整して撮っていたから容量がギリギリもっていたのはある。

5,電子シャッター
電子シャッターもショット数の増加の原因になっているのは間違いない。
フラッグシップ機に関してはもう今後メカシャッターの搭載はあったとしても、メカシャッターはもうメインのシャッターシステムになることはないと思うので、今後この傾向はより強くなっていくと思う。
やはり、電子シャッターになるとメカシャッターのときに比べてシャッターユニットの寿命を考えてショット数を抑えなくてよくなるので1現場でのショット数が増えるのはもう避けては通れない。

まとめ

上記の理由のように、最近の機材は容易に撮影枚数がインフレしてしまう傾向にあるので余裕をもって容量を設定しないと撮影中に容量切れを起こしやすい背景がある

余談

ちょうどこの記事を書いていて、気分転換にTwitterを見たら残念なお知らせだ。
Amazon新生活セールまでは今の価格に対する割引価格で販売されるが、Amazon新生活セール後は値上がりしてしまい買い足したいなと思っていたコバルトの512GBのSDカードは約73000円(セール中約62000円)が約83000円になってしまうので流石に8万円のメモリーカードを買うのはしんどいなと思ったので当面SDカードの買い増しは見送りになりそうだ…(SDカードはコバルトを挿していてもJpegで運用してる頻度が多いのでSDカードはそこまで容量不足が問題になっていないが、デュアルのRAWが理想なので将来的には予算があれば買い足したいところ… いつになるやら)

SDカードに関してはコバルトの512GBはこの速度クラスの製品としては一番容量が大きい製品なので、速くてカード交換の頻度を減らすことができるという点で非常に価値があると思うので高くても今出てる製品の中では512GBのコバルト一択かなと個人的には思う。(SDカード自体は1TBのCFexpressとデュアルでRAWで書き込むとSDカードの容量が先に終わってカードスロットを開ける必要が出てくるが、他社の製品は256GBなのでSDカードの中では容量が大きくてカード交換の頻度マシな方なので… 512GBあれば2時間くらいは静止画で両方にRAWの書き込みができるし、他社の256GBだと容量的に差し替えがめんどくさくて速くてもJpegで書き込むしか選択肢がない気がするので、速度的にRAWをSDカードに書き込みができて、容量的な不安がそこまでない製品としては唯一だと思う


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