不器用 出素加羅

人生あと僅か、集大成として何をやるか。 まだまだ自分が何であるか分からず、試行錯誤の毎…

不器用 出素加羅

人生あと僅か、集大成として何をやるか。 まだまだ自分が何であるか分からず、試行錯誤の毎日。

最近の記事

ほんとうの豊かさとは

昭和31年、今の広島空港に近い集落で生まれた。 小学生の頃に一度父親と行った記憶があ る。そこは細い山道の傍らにせせらぎがあった。父は終戦の直前にこの地で原子爆弾を投下した エノラゲイを目撃したと言っていた。 日本の戦争に敗れてからの復興ぶりは目を見張るものがあり、多くの人は脇目も振らず働いた。 目指すものは何だったのか、いつか楽になれる。明日は美味いものが食べられる。家族のため に、の一心だったのだろう。裸電球一つで大方の家庭が貧乏だったが心は豊かだった。 世界で最 も幸福

    • 成長すること

      2歳半になる孫がいきなりおしゃべりになった。時々解読不明だが4-5歳にも劣らないくらいの喋りで 普通に会話ができ、大人の言っていることの殆どのことが理解できる。 一方で気に入らないことがあるとぐずって言う事を聞かないこともあるのだが、気をそらすと今までのことは忘れてしまう。 社会的矯正はまだまだこれからのようだ。 人は産まれてすぐには目も見えず寝返りもできない。 やが てハイハイし、つかまり立ちを覚えようやく歩行できるまで一年ほどかかる。 そうこうしているうちにカタカタを押し

      • 運勢について

        当たるも八卦当たらぬも八卦黙って座ればピタリと当たる。 色んな占いがあるが皆さんは信じますか? 統計学が基本となるのだがどうもそれだけでは説明できそうにない。 過去にあったことを当てることで信用を得、心をつかみ将来を予想する。 本当に先のことが解る のだろうか。この世界で有名な故細木かずこさんはその人の家の中の様子も見えるという。統計だ けではなくスピチュアルの要素も必要なのか。 こんなことがあった、家相を 見てもらうために家内が次女を連れて行ったときのこと。よく当たると評

        • プライドは必要なのか

          今回はプライドについてです。 私の家内もプライドだけは高い方だが、最近身近でそういった人がいた。間違いを指摘されて言い訳 をし挙げ句の果てに仕事を辞めると駄々をこね始めた。 果たしてプライドは必要なのでしょ うか。「プライドとは 絶対譲れない物、誇り。 漢字で表すと矜恃。 持つといろいろ厄介で 面倒だが、 全くないと人としての軸がズレてしまう代物」とある。 健康診断で身体測定の際、背伸びしていた人がいて驚いた。かなりの年配者だったが、相 撲部屋の入門試験でもあるまいしと理

        ほんとうの豊かさとは

          好きな物と嫌いな物

          元々好き嫌いがハッキリとしていたほうだが、歳を重ねるごとにひどくなったように思う。 頑固とは違い悟りと言うにはおこがましいが、どういう訳か型にはめてしまう傾向がある。 人間の種類としては、趣味人であり自由人の部類に入る。なんでもできるという自負がありやり 始めると究極を目指すのだが、頂上までたどり着くことはあまり無いのが実情だ。 人に厳しいと非難されることがあるが、やり遂げたときの達成感を味わえる喜びが分からないの か、本心が理解できる人は少ないようだ。かと言って自分に甘い訳

          好きな物と嫌いな物