今後の欅坂46をビジネス視点から簡単に考察(2019.9.9)

以下は2019年9月9日に旧アカウントに登録したものです。

私は欅坂46が大好きです。

創設以来のファンでもあるし、8月には仙台初日そして先週は福岡3連戦にも行ってきました。彼女たちの命を削るようなパフォーマンスには痺れきっています。

そのライブの余韻も醒めやらないい中で、立て続けに大きな発表がありました。研修生の加入と選抜制の導入です。これらと欅坂の今後について、ビジネスという観点で見た考えをまとめてみました。ただし、思いついて30分かけずに書いたものかつ始めてこのような文書を書いたので、内容の浅さと読みにくさはなにとぞご容赦いただきたくお願いいたします。

端的に言って、ビジネスとして見た時に欅はもうかってないと思います。すでに4年目に入っており、当初のビジネスプランがどんなものか知りませんが、一般的なビジネスだと2~3年での投資回収を求められることから考えると、そろそろその責任も問われ始めていてもおかしくありません。

ではどの程度の目標が必要なのかを探るために、現状の売上をグループ比較でみます。
SMEはレコード会社なので、音楽作品が売れないといけないはずなのでCD枚数で比較します。ファンの立場としては売れているだろうと思いたいのだが、2018年の主なグループの比較は以下の通りとなります。
・AKB48 5枚 631万枚
・乃木坂46 4枚 415万枚(アンダーのアルバム含む)
・欅坂46 2枚 204万枚
後輩の日向坂46は今年すでに2曲で113万枚を売り上げており、黒い羊1曲で92万枚の欅坂46を超えています。(しかも黒い羊にはひらがなけやきの握手分約14万枚も含まれている。)日向坂46は10月に新曲も予定しているので、このままでは年間でも後輩グループの後塵を拝することになりかねません。
さらに驚くべきは今年わずか1曲で130万枚を売り上げているAKB48です。1~3期生の大半が卒業したにもかかわらず、これだけの枚数を売っているのはファンの世代交代がうまくいっている証拠でしょう。かく言う私も初期ファンで推しの卒業と共にファンをやめましたが、周囲にはそういう人は結構います。

上記から考えて、この短期収益による投資回収を求められる局面では、以下の戦略が必要となるのではないでしょうか。
・年間少なくても3枚以上のシングル発売。
・シングル1枚あたりの売上枚数の維持。

そうすると、短絡的ではありますが以下3点を考えられます。
 1.短期でCDを出すために、極端な平手依存の体質を解消
 2.ひらがなけやきが減った分の増員
 3.これらをすべて売り切る方策


1については、徐々にアイドル系の楽曲に戻すことと、センターの2期生への移行を視野に入れたシフトが必要になります。そのためにはAKSのように、どこかで秋元Pとの役割を明確に分けることも必要となるでしょう。

2については、黒い羊では少なかった2期生の握手回数を1期生と同じ回数にすることと、研修生による増員が必要となります。これは今回の発表で道筋が見えているのではないでしょうか。


3については、少々強引ですが、売り切るためにはお金を持っている層にシフトすることが必要となります。いわゆるアイドルオタク層です。そのためにはこれらの層が求めている楽曲とメンバーが必要となりますが、これは大きな路線変更を伴います。平手をうまくつかいつつ軟着陸を図る必要があるでしょう。

この方向に本当に向かうのかどうかは、誠に勝手な想定ですが、
・アイドル路線になるために必要な人材を研修生から採るか?
・選抜をうまく使って路線変更と新陳代謝をはかることができるか?
といったことが、選抜発表と研修生発表で見えてくるかもしれません。

と、こんなことを考えつつ、今夜のけやかけを震えながら待っています。

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