レコード・コレクターズ「究極のギター・ソロ 日本のロック編
もはやレココレの恒例企画となった名演選。
今回は60~90年代の日本のロックのギターソロ編。
Charを選んだら負けと思って選びましたw
これがなかなか難しかった。
70年代はだいたいパイセン方に割り振られちゃうから少なめにして、かと言って80年代のロックはレココレっぽいものが少なめになっちゃうし、かといってポップス系はなかなかコレといったギターソロがない。
なんて考えてたら、書き手の中でおれだけ大枠ないじゃん・・・。
その代わり小枠が1つ多かったみたいだけど。
今度からそういうこと考えずに有名なやつももっとぶち込んでいこうかなー。
そのぶん面白味は減っちゃうんだけど・・・。
以下が今回の個人リスト。
◎が自分で書いたやつ、○がほかのライターさんが書いたやつ。
PASSENGERSが採用になったのは嬉しかったです。
1. 星になった嘘(Album Version)/山下久美子/布袋寅泰/BLONDE
布袋の全キャリアでこのソロがベスト。8小節あるのに異様に音数が少なく、最初の4小節なんか1音をベンドして戻してもう1回ベンドって、フレットの移動なしというw それでいてどう聴いても布袋。凄すぎる。
◎2. フレンズ/REBECCA/古賀森男/REBECCA IV
和製ポリスなサウンドにロカビリー風のソロ。これもいろんな疑惑があって、サポートの是永さんが弾いてる説もあったんですが、これは古賀さんが弾いてたよね?と思ったら、古賀さん本人が否定してるという話が出てきたりして・・・。最終的には複数のメンバーに確認して確定。ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
◎3. マタンゴ/筋肉少女帯/横関敦/SISTER STRAWBERRY
最強・最速のフルピッキング。うますぎ。
◎4. 恋のT.K.O./すかんち/ローリー寺西/恋のウルトラ大作戦
ブライアン・メイのギターオーケストレーションを模して度肝を抜いたデビューシングル。
◎5. With You/Passengers/森永淳哉/Gypsy Blue
隠れた名手。微妙にアウトな音づかいを混ぜこむシャレオツなソロ。
6. フリージアの少年/THE YELLOW MONKEY/菊地英昭/未公開のエクスペリエンス・ムービー
90年代のトップギタリストの1人。フレーズが歌いまくる名演。
○7. The Damned Thing/DEAD END/足立祐二/Ghost Of Romance
ウリ・ロートに影響された、デミニッシュ連発の変態的なソロ。
8. 恋とマシンガン/Flipper’s Guitar/小沢健二/カメラ・トーク
ロディ・フレーム風のシャレオツなソロ。
◎9.時空の旅人/竹内まりや/北島健二/REQUEST
北島健二の歌モノのお得意パターン。
10.Circle Game(Single Version)/鈴木祥子/佐橋佳幸/ステーションワゴン
逆回転ソロ。ビートルズ風のフレーズもあり。
11.Winter Wink/斉藤美和子&川喜多美子/野村義男・大木雄司/Winter Wink
ヨッチャンのかなり初期のゲスト仕事。恐らくアウトロの長いソロが野村。
○12.少女A/中森明菜/矢島賢/バリエーション またはSingle
「マーシャル持ってこい!」ってこれでしたっけ?
13.長い夜/松山千春/松原正樹/Single
松原正樹以外の何者でもないハムバッキングのトーンの美しさ。
14.髭と口紅とバルコニー/鈴木慶一とムーンライダーズ/徳武弘文/火の玉ボーイ
カントリー風のリック。ほんとは「Tiger Rag」とかの方が良かったんだけど、インストはNGだったので。
○15.PANTA & HAL /マラッカ/今剛・平井光一/マラッカ
名手2人のキレッキレのソロ。今剛さんはこれがプロデビューでしたっけ。当時18歳。恐ろしや。平井光一さんももっと評価さえていい・・・んだけど、表に出てくる仕事が少なすぎ。
16.Image Song/カルメン・マキ&OZ/春日博文/ライヴ
長~いソロなのに無駄な音が全くない名演。
17.論寒牛男/大瀧詠一/鈴木茂/NIAGARA MOON
鈴木茂には珍しい高速ラグなソロ。アウトロ部分はスライド。
○18.What’s Going On/金子マリ&Bux Bunny/永井充男/Live We Got To
マエストロのテープエコーとボリューム奏法を駆使した名演。
○19.SATORI Part II/FLOWER TRAVELLIN’ BAND/石間秀樹/SATORI
言わずもがなの個性。
20.タイムマシンにお願い/サディスティック・ミカ・バンド/高中正義/黒船
ソロがそのまま楽曲の一部。高中なのにコレってのが面白い。
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