季節の変わり目

 よく「季節の変わり目は体調を崩しやすい」という話を耳にします。
 気温や湿度、日照時間など、影響を及ぼしそうな要素は色々あると思うのですが、管理された環境下でも同様なのでしょうか。

 たとえば高齢者施設では常に空調が効いていて、お世話をするスタッフは基本的に半袖で対応するケースが多いようですが、そういった施設でもやはり季節の変わり目では異常を訴える頻度が上がるような話を聞いたことがあります。

 これは単に気温などの問題ではなく、本質的に人類が持つ何かが影響していると考えたらしっくり来る気がしますが、じゃあその何かとは何でしょうか?
 バイオリズムとか長年にわたり積み重ねてきた生活習慣などでしょうか。

 存外、ニンゲンにはまだ自身が知覚していない要素が山ほど残っているのかも知れませんね。
 なんとなく科学的な知見が世に広まるにつれて賢くなってきたような気がしてしまいますが、そのことに驕ることなく、謙虚に慎ましく、という理想論に落ち着くのは何とも味気ない結論であります。

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