就活をしなかった
①大学生のとき
②耳すば
③後悔しているのか問う
①大学生のとき、リクルートスーツを着るのがとても嫌だった。
昔から周りと同じことをすることがなんとなく苦痛に感じていた。はみ出したかったけど、はみ出す勇気もなかった。
就活をすることは絶対に避けたかった。
地元にずっといるつもりもなかった。
やりたいことも、わからなかった。
もう少しモラトリアムでいたかった。
結果、今もモラトリアム状態。
転職活動が続いている。今年の3月からなので、半年以上だ。
正直、めちゃめちゃしんどい。こんなにしんどいのか。
大学生の時にやりたくなかったことを、今出来るようになったわけではない。
「本当にやりたいこと」なんて見つかっていないし、探すつもりはない。たぶん、そのうち見えてくるのだと思う。
目の前のことを懸命に、たまに手を抜きながらやっていくことしかないと思う。
ただ、今回転職を決意したのは 今、身を置いている業界に3年程居ようと決めたからだ。そのためのステップアップ、キャリアアップがしたい・必要だと思ったのだ。
(3年後のことはそのうち見えてくるはずだし、未来のことを考え過ぎると実は身動きが取れなくなる。柔軟でありたいからそう考える)
大学も行く気がサラサラなかった。大学も辞めることばかり考えていて、でも3回生の時に、通う意味を見つけた。
今では、行って良かった。しかし、3年半は全く集中して聞いてなかったので非常にもったいない。意味を見いだせない時間は苦しかった。苦しかった後に気が付いた。
大学のときに就活することは、私の性格上絶対に出来なかった。
②「人とは違う生き方はそれなりにしんどいぞ。誰のせいにもできないからね」
その言葉が頭の片隅に残っていた。
ジブリ映画「耳をすませば」の主人公・雫に父親が言った言葉だ。
何度も見だ作品だから覚えていたということではなく、そのセリフが妙に印象的だった。
「自分の人生だから自分が選んで決めるのは当たり前じゃないか。他の何者にも、どんなことにも屈することはない」
と、10代の頃は本気で考えていた。強かった。根拠のない自信で溢れていた。16で免疫疾患だとわかった後も割と本気でそう信じていた。
それだけ、自分を信じることが出来た。
しかし、高校卒業後にそんな自信もどこへやらと無くしてしまう。
自信と共に、「本当にやりたいこと」を。
何がしたいのかわからないまま卒論を書き、そのまま進学した。そういう形で就活を避けたのだ。
③後悔しているのか
就活するのが嫌で大学生の時に就活しなかったことを、今、後悔しているか…
その答えは「NO」だと言える…言いたい。
進学したことは無駄にはならない。取得した資格もそうだ。
でも、それを肩書にして頼って仕事を探すことはもうやめた。
(その方面での転職活動もしていた。需要はあると思うが、体制が整っていないことが分かった)
履歴書は綺麗じゃない。でも、どの職場でも必ず収穫があって私の人生の一部となり経験となった。
その上で、業界を選んで身を固めることを決められた。
本当にやりたいことをやっている人は多分そんなに多くない。
…受け入れようと思う。
夢を追っかけている人が好きだ。アニメでもなんでも。信念があって、それに向かって頑張る人が好きだ。そうなりたいし、そうであるべきだと思っていたから、やりたいことを無くした時心底苦しかった。
探さない。そのうち見えてくる。
年齢上がっていくと段々人に聞きずらくなっていくけど、恥を忍んでもなんでも、挑戦していくことが出来るようでありたい。
「人と違う生き方」も、きっとこの時代に言われていたことと今では少し違うと思う。「マイノリティ」「サブ」だったモノ・ことがそうでなくなってきている。
今回の転職活動、いいご縁と結びつきますように。結びつく!!
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