【投資信託の話33】時は金(ゴールド)?

それでは今晩もはじめましょう。

今回は金を中心としたコモディティー(商品)についての記事がありましたので、それを引用しながら、コモディティー投資についてお話をしていきます。

記事タイトルは以下です。


金相場、安全資産選好で上昇続く可能性(日経新聞5/4)

以下概要です。


米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め、ウクライナ情勢緊迫と市場を揺るがすイベントが相次ぎ発生し、金相場も影響を受けてきた。物価上昇と景気低迷が同時に進む「スタグフレーション」のような経済状態が続くことで投資家が安全資産を選好する「質への逃避」が起こり、金相場は引き続き上昇する可能性が高いと、金の国際調査機関ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、ジョン・リード氏は指摘する。



※有料会員限定記事ですが、一応、リンク先をはりつけておきます。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL00010_S2A500C2000000/


以下、少し長いですが、気になった部分の抜粋です。

①「スタグフレーション的な状況は来年、再来年と続くとみられ、金はおそらく長期のパフォーマンスを上回ることになるだろう」

②「投資家のポートフォリオに金を組み込むことによって、ポートフォリオを戦略的なレベルにまで引き上げることができる。なぜなら予期せぬ出来事から資産を守ってくれるし、リターンにも貢献してくれる。ポートフォリオのボラティリティー(変動)を抑え、リスク調整済みリターンを高めてくれる。現在の経済情勢を考えると、金の保有割合を通常時よりも高めておくことのメリットは大きくなっている」

③「短期的にはウクライナ情勢により原油や天然ガス、ニッケルやパラジウム、あるいはロシアが主要産出・輸出国となっているコモディティーには追い風となっている」

「もっとも、長期的には市場が落ち着くとみられる。2000年代初期にあったような、長期的な上昇傾向である『スーパーサイクル』が訪れることはないだろう。なぜなら、前回のスーパーサイクルは、特に中国の産業化により銅や鉄、エネルギーへの需要が増大したことが主要な推進力となった。いまでも中国は成長しているが当時ほどではない」

「(全体的により上昇するというより)選別的になっていくだろう。脱炭素化の流れで銅、リチウム、コバルトなどは長期的に重要になってくる。『グリーン・スーパーサイクル』の恩恵を受けるコモディティーと打撃を受けるコモディティーが出てくることになる」



①②については、現在の状況を鑑みるとそのとおりかなと。ただ、金投資専門家であるため、ポジショントークが入っていることは踏まえておく必要があるかなと。

③は金以外のコモディティー相場の動きを見てみると、確かにそのとおりです。

ウクライナ情勢や自動車各社のEV(電気自動車)への取り組みを考えると、銅やリチウム・コバルトなどは今後も上昇するのかな、と。

ただ、私はコモディティー投資はしていません。非常に興味はあるのですが、踏み切れないでいます。理由は以下でお話していきます。



●私がコモディティー投資をしない理由

①金利や配当がつかず、複利効果が期待できないため

株式や債券投資との最大の違いがこれです。商品価格の上下で損益が左右されます。


②つみたてNISAでは投資対象銘柄がない

iDeCoには1つだけ、金投資銘柄があるのですが、設定はしていません。理由は以下③④です。

③インデックス投信と比べて手数料が高い

さきほどのiDeCoの金投資銘柄の手数料は約0.9%です。株式投信と比べると、2~3倍以上になります。検討はしたのですが、手数料が低い銘柄を中心に選んでいるため、選択肢には入りませんでした。


④ポートフォリオに占める割合が低いのに手数料が高いことに納得がいかない

金投資はポートフォリオ全体の10%が適正といわれています。

10%しか占めていないのに手数料がそれ以外の銘柄の数倍かかるのであれば、リスクヘッジのためとしても正直なところ割に合わないように思いました。

また、コモディティー投資のために一般口座を開設するのもどうかな、という感じです。

それなら、株式投信をいくつか組み合わせたほうがいいかなと。

以上がコモディティー投資に走らない理由です。



私が調べた中でコモディティー投資といわれる銘柄は以下4つに大別されました。

①金

②エネルギー

③天然資源(エネルギー・金属)

④エネルギーや穀物・食肉・商品作物(コーヒーなど)・金属(金・銀・銅など)を組み合わせたもの


くり返しとなりますが、現在のところ、いずれにも投資はしていません。今後投資をすることがあれば、お話をしたいと思います。


今回は以上となります。まとまりのない話でスミマセン。

それではまた!


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