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頭がいい人の読書術 尾藤克之

◆'20_06:4冊目 ◇累計4冊

「本を好きなように読めばいい」
でも好きで読んだ本の内容を忘れてしまっては勿体ない。
手法については、どのような状態で読むか(読む前の導入・気持ち)、
実際にどの様に読むか(テクニック)について書かれていります。

読む前の導入・気持ち

①読書の目的をどこに置くか

目的を置く必要性は、何かをやり遂げるためのゴールなので、それを設定しないことにはスタートしても途中で道に迷う。そのため明確な目的を定める事が大事。これは読書に限ったことではないが、仕事等をしているとこれを分かっている人は少ない気がする。

②隠れたテーマの見つける

内容には「共通ポイント」が存在しており、共通ポイントが見つければ読み飛ばしていい。共通ポイントを見つけるには「隠れたテーマ」を見つけるのがポイントとなる。書き手の人間性を感じながら、読むことで隠れたテーマを見つける事が出来る。

③楽しくなければ読書じゃない

読書を楽しむと決めた瞬間、あなたに必要な情報が、必要なときに頭にスッと吸収される。

①③は脳科学でもよく出てくる内容で、何に主観を置くかで脳はそれに関連するものに気づきやすくしてくれる事で記憶に残りやすい。感情は何かしらの事象と結びつく事で、記憶に残りやすくなる。

テクニック

①本を全部読まない

キラーコンテンツは最初にもってくることが多い。
「はじめに」「おわりに」「1章」を読めば7割内容がつかめる
つまり、第1章を読めば、その本のクオリティや内容、著者の主張が理解できる。これがつまらなければ読むのをやめてしまえばいい。

②アウトプットありき

ただアウトプットするのではなく、理解して言葉にする必要である
それをするために、読解力と理解力が必要。
理解できない人は、
1.読書のスキルが確立されていない
2.自分の理解力を上回っているとき
3.本そのもののクオリティが低い
対処法として、
1.メモを取りながらする(流行りのメモ術)
2.ノートを取りながらして、根気よく継続する
3.書店にいって実際に本を取る , 書店員に話を聞く

②´共有することで頭に残る

物事を人と共有するには内容を咀嚼して解釈に変換することで初めて活用できる。活用する方法は、
1.コミニケションの伝達(ニュースサイト等で投稿し色々な意見をもらう)
2.情報の整理(ニュースサイト等で投稿すれば自動的に記録として残る)
3.操作性(どこからでも簡単にアクセスできる)
本では独立した形で紹介されていますが、自分はアウトプットの一つかなっと思うので、②´にしてます。

③3分の1リーディング

3分の1リーディングはタイポグリセミア現象とパレートの法則を使って行う
◇タイポグリセミア現象 
文章中に含まれる単語の最初と最後の文字させ正しければ、その文章は読むことが可能になるという現象
タイポグリセミア現象事例

◇パレートの法則
経済の法則で、2割の顧客が売り上げの8割を構成している
上3文の1を読み内容を把握し、大事な2割を見つけたらそこは楽しんで読む

3分の1リーディングの実践の紹介もありますが、それは本書を実際に読んでもらい試してもらうのが、一番身に入ると思うので割愛します。


記憶定着のための理解力が上がるテクニック

①目次を読み全体を把握する
②分からない言葉や表現はどんどん飛ばす
③本にマーカーや書き込みをして汚く読む
④著者の立場になりきって読む


個人的に「本の読み方に正解はありません」の文章がありました。
自分はこうして読んでいるから、読者の方もこのように読みましょうと言うよりは、「一つの手法としてこの様なやり方があります」との印象を受けました。
出来ない人は、出来る人に聞くのが近道だが、それが本当に自分に合うかや答えかはやってみないと分からないところなので、
「とりあえずやってみよう」
それから答えを導き出しても遅くないと思います。


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