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年金は追納した方がお得なの?

4月から始まりもう6月になりました。

大学を卒業したので、
今まで免除されていた
国民年金保険料を追納しようかどうかの選択をする
人も増えており相談なども受けます。

国民年金を追納してまで払った方が良いのか?については
年金は保険であるため、損得勘定で
考えるべきではないと思っていますが、
(火災保険入っているのに使ってなくてもったいないから、
自宅を燃やすか。とはならないですよね?)
ただ、もし損得勘定で考えるなら
個人的には払った方が良いと思っています。

支払保険料は約10年で回収できるため、
65歳から年金を受給すると
74歳で回収できます。

そのため75歳以降は支払保険料以上の
老齢年金がもらえることになります。

では、皆さん
75歳の誕生日を迎える自信はありますか?
人生100年時代と言われていますが、
そこは個人個人先の話なので予想はつきません。

今回は老齢年金に焦点を置きますが、
老齢年金は老後の最後の大事な収入の柱になります。

お金がないなら働けばいいや!ということが
難しい世代となっているはずです。

ただ一方で、
若いうちは収入も少ない中で
学生のときの2年分の国民年金保険料を
追納するのって大変です。

だから、
追納しないという方も結構いるんじゃないかなと
思いますが如何でしょう?

国民年金保険料は、
全額所得控除を受けることが可能です。

例えば、
国民年金保険料2年分で約40万円、
所得税、住民税が
20%と仮定して計算すると、
約40万円×20%=8万円の所得控除を
受けることができます。

税金面を考慮すると、
もう少し損益分岐点は下がります。

ざっくりと計算すると、
保険料実質支払い金額32万円
老齢基礎年金は、795,000円÷480×24月≒4万円

32万円払うことで、
4万円年金が増えます。
32万円÷4万円=8年
8年で支払い保険料が回収できる計算です。

金融商品としては
なかなか魅力的であると思いますが
あとは、長生きできるかどうかです!!!

金額の多寡は置いておいて
長生きするほど効果的に受け取れるという構造は
改めて良いなと感じます。

一緒に学んでいきましょう!

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